ゴミ屋敷状態に陥る東淀川区の実家 親の生前整理を担う娘

ゴミ屋敷化が進む 軽度認知症の両親の実家 片付けには問題が山積み

東淀川区での不用品だらけの押し入れの整理、片付け代行業務

実家を遠く離れた九州のとある街で暮らすYさん。

多忙なご自身の仕事の合間を縫って、月に1度は高齢の両親の様子を伺いに帰阪されます。

彼女のご両親、俗にまだらボケとも言われる認知症の症状が少しづつ進行してきていると感じるこの頃。

昔のコトはハッキリしていても、最近のコトとなるとどうにも怪しいのです。

加えてお二人共に足腰が弱かったり、他に持病を抱えていたりで、最近まで少し離れた病院での入院生活を送られておりました。

モノが部屋中にあふれ片付けられない状態

そんなご両親の実家(2階建ての5DK)のお宅にお邪魔すると、

ほぼどの部屋も隙間なく、ビッシリとモノが積み上げられている

状況でした。

各部屋の広さに対して、人が自由に行き来可能なスペースは良くて1/3程度なんじゃないかなぁ…。

部屋を埋め尽くすモノ

実はココ、まだ若くして亡くなった娘(妹)さんのお部屋だったのです。

親にとっては面影を残すモノは全て宝物!

でもこの状態では、さすがに一体何がどこにあるのかさえ判りません。

また今となっては妹さんと全く無関係のモノまでもが多数、一緒に積み上げられていたりもしています。

家の中の生活と外の世界を分断する不用品のカベ

捨てられないモノが壁となり、部屋を狭くする

なんでこうなってしまったのか…?

Yさん曰く、それは

母が全くモノを捨てられない人だったから…。

この傾向は生前の妹さんにも受け継がれていたため、古いモノが一向にこの家から処分されないまま居座り、結果人が暮らすべきスペースを侵食してきたというのです。

でも、それにしてもキレイに並べられている、積み上げられているじゃないか?!

そこに気づいた方、サスガです。

これはどんどん増えるモノに対してお父さまが進めてこられたものです。

様々な大きさの段ボールなどに詰められたモノは、崩れる事なくしっかりと高い壁を築いています。

実際にこの部屋に居るとバリケードの様な存在感で、相当の圧迫感を感じます。

手間ヒマをかけて作ったこの鉄壁のモノ要塞に、ある種の ”守られている” という安心感を一部の片付けられない人は覚えます。

でも今、この箱の中身を知る人は誰も居ないのです。

開けてみるまで何が入っているのか、だ~れも知らないのです。

何のために手放せないのでしょうか?

何のための整理なのでしょうか?

快適な生活空間の為?

・・・矛盾していますね。

現在Yさんのご両親は、介護サービス付きの賃貸で生活されており、Yさんが帰阪するタイミングでひと月に1~2度実家へ帰られます。

離れていてもサポートが受けられる為、安心して九州でのお仕事に励めます。

今、Yさんの心配は家の中のモノ、この一点です。

どうすれば両親の想い出を処分する事なく、不用品や粗大ゴミや謎の箱の壁達の本当の片付けを進められるか?

今回は足の踏み場もなかった1階リビングを時間をかけて、トラック1.5台分の要らないモノの整理(排出)に成功しました。

※1階の画像はNGの為、2階のイメージ限定公開となります

次の機会は親子そろってリビングでくつろげる位の空間に収まっています(依然モノは多いですが…)。

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遺品整理より絶対に元気なうちの生前整理がイイ!

繰り返しお伝えしております理由がこちらをご覧頂く事で、その気持ちが共有出来るんじゃないかと思います。

整理で部屋が片付く事は生活環境上の改善策ではありますが、決して目的ではありません。

生活環境が良くなる事で、お母さまご自身が輝いていく事こそが何よりも尊いのです。

これは母の生活環境を心配する娘の働きかけによってスタートした生前整理のお話です。 生活空間の改善を通して、母が本来の明るさや元気を取り戻していく、実際に進行中の案件を追った記事です。

大げさかもしれませんが、人生の再発見につながるシーンが親子で共有されていくのを隣で見られる事は、僕の様な片付けコンサルタントにとって非常に感慨深いものです。

遺品整理ではなくて、何故生前整理を推すか?! 以下はその理由が詰まった記事ですので、是非一度ご覧くださいませ。

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独居老人大国世界一の国、日本と遺品整理問題

超高齢化が社会問題となる我が国ですが、全国で65歳以上の人口が15歳未満の若者の数を上回るなど、少子化と並行で進んでいる状況に歯止めが効かないのです。

全都道府県で65歳以上人口の割合が15歳未満人口の割合を初めて上回る

総務省統計局より引用

さらにその内訳を見ると、いわゆる独居老人といわれる単身生活者の割合も増加傾向の為、ゴミ屋敷や空き家問題は更に深刻さを増しています。

私達国民は今一度暮らし方を見直す時にきているのかも知れません。

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