近藤麻理恵著 片付けハウツー本 コンマリしてみる?
コロナウイルス、外出自粛生活の影響は多方面で出ております。
幸いにもここ大阪では、新たな感染者数も抑えられ少しだけイイ感じ?とか勘違いしそうですが、九州エリアや東京では逆に恐れていた第2波なのか、まだまだ予断を許しません。
そんな中、おうちで片付けする事も静かなブームとなっているようで、これは非常に良い時間消費の仕方だと思っています。
そこで仕事の合間を縫いつつ、過去の片付け本について、あくまでも僕目線ですが書評をつけてみる事にしました。
更新は不定期とさせて頂くんで、気が乗ればまぁのぞいてやってください。
片付け本の金字塔 日本<海外 ときめきが大ウケ
片付け本も溢れているし、何からいこうかなぁ~と頭の中に誰でも知ってる最初にガツンとくる2冊の中から選出。
初っ端を飾るのは【人生がときめく片付けの魔法】です。
有名な片付けコンサルタント、こんまりさんこと近藤麻理恵さんが、“絶対にリバウンドしない片付け法”を伝授してくれます。
トータルで270ページ、短時間で読み切れてしまうボリュームです。
本嫌いにはマンガ版もあるんで、更に手軽に読めちゃいます。
今からお伝えする内容は、あくまでも僕からの目線がベースになっていますので、必ずしも万人に向けたものではありません。
この本が何といっても特徴的なのは、
人の持つ感情”ときめき”を軸にして、進めていく片付け
であるという点です。
で、その到達目標となるのが、
“ときめく”モノだけに囲まれて過ごす生活空間。
これを実現する事で、運気もあがっていきまっせ~と仰っています。
前半部分ではこれまで片付けの定説の否定、ときめきを活用したモノの廃棄術、考え方うあワケについての解説がわかりやすくまとめられています。
後半部分はより実践的な作業レベルの内容に入り、具体例を交えながら収納、の整理分別、片付けレッスンの内容などとなります。
結論から言って、感情をフィルターにして片付けを進めるというポイントは重要で、当社のコンサルでももちろん外せない要素です。
それよりも優れていたのは、プロデュース力ではないかなと思っています。
片付け作業に”ときめき”という単語を組み込んだ時点で、IPPON! 決まりなのです(笑)。
とにかくこの本は売れに売れました。
国内ではおよそ200万部、海外で1,000万部ですよ!
文句なし大ベストセラーです。
とくにアメリカ。
KONMARIが片付けの代名詞として使われる程になってます。
「ではそろそろコンマリいたしまするか…」
なんて言ってるのでしょうか?
どんな気持ちで言ってるのでしょうか?
他にも動画配信されたり、もう海外セレブですわ。
とにかくこんな感じでアメリカ人にはドンばまり。
小柄でかわいらしい容姿も相まって、
「まるでメリーポピンズの様だ!」
とまんまと術中にハメられてしまってるんです(笑)。
完全にキャラクター化、アイコン化されてしまったんです、アメリカ~ンですよ。
もちろん内容が伴っているからこそというのが前提となりますが..。
実際にこんまり流片付けステップに目を通してみると…。
まず “容赦なく捨てる事” が付きつけられます。
“ときめきに適わないモノはアウト“
捨てる事に抵抗感が強い人にとっては、少々乱暴な印象を抱くかも知れないですね。
こんまりさんは子供時分から母親の生活情報誌に目を通して、片付けしていたほどの一風変わったトキメキッズだったそう。
雑誌で紹介さる整理法などを見様見真似で取り入れて、実践してこられました。
これをベースに自分の流派を作っちゃったら、大当たり!
それが人生がときめく片付けの魔法なのです。
“絶対にリバウンドしない片付け”と断言するところがスゴイと思います。
方法として優れていますが、昔から言っている様に万人に合う片付け法は存在しないという点だけは譲れないかなぁ~。
その上でこの本に向いている人は、短期集中型です。
必要なのは、
極限まで自身の”ときめき”と向き合い、妥協しないでやりきる決意と覚悟
です。
逆に不向きと思われるのが、
- モノ捨てる事に対して極端に抵抗感が強い人
- ADD、ADHDなどの傾向、問題を抱える人
- ときめかない人
ですね。
片付け本はひとつの出会いです。
ハマる人もいれば、必ず合わない人もいる。
彼女の提唱する片付けの魔法にかかる人も、全く魔法が効かない人だっているのです。
そういう意味においては、”万人向けの絶対にリバウンドしない片付け法”なんていうのは、存在しないと僕は思っています。
こんな感じで不定期更新していきま~す。