プラスチック資源循環促進法でゴミ出しも変わる リサイクル社会の取り組みとSDGs
コレ、循環型社会の推進♪という様な感じで、もうリサイクルのトレードマークみたいになってるリデュース、リユース、リサイクルご存知ですよね?
いわゆる3R政策と呼ばれているやつです。
エコに対する認識、企業側のイメージに対するの重要性、安全・表示基準等を定め意識を高めていくための取り組みなら喜ばしい事。
消費=無条件に正義 ではなく、環境にも配慮している事がプラスされた価値観、良いのではないでしょうか?
国家や政府、企業の利権が絡んでなければ、ね。
まずゼロという事はあり得ないのでしょうが、優先順位だけは間違えないでほしいと思います。
さて、そこから更に踏み込んで近年ではSDGsというワードを耳にする機会が増えましたね。
資源をムダ使いしていってる社会、、地球に負荷かけ過ぎていって、このまま僕らやっていけるのん? やっていくために考えていこうや!
という取り組み、だと思っていたのですが、どうやらそれだけではない様です。
ユーチューブでベネッセさんが面白い動画あげていらっしゃったので、ご紹介しておきますね。
ベネッセ公式チャンネルより引用
今回はいつもの片付けブログ記事とは異なり、ちょっとばかし固いテーマの雰囲気になるのですが、我々一般人の生活に直結している為、どこかのタイミングで取り上げないといけなくなっちゃいそうなので避けて通れません。
流し読みでお付き合いくださいませ。
プラスチック資源循環促進法よ、有料ゴミ袋みたいになるな
少し寄り道しましたが、本題のプラスチック資源循環促進法は今年(2022年)の4月からスタートする予定となっております。
一方すでに2020年7月から導入されているレジ袋有料化。
今ではエコバッグを片手にレジに並ぶ方がかなり定着した一方、あまり良い評判は聞きませんね。
特に海洋汚染や地球温暖化という環境問題、また海洋生物のプラゴミ誤飲・誤食の結果、人間の食卓に..という様に、生態系の悪影響等の懸念に対する取り組みの一環。
某テレビ番組のしくじり先生ではありませんが、プラ資源法は有料レジ袋と同じ道を辿って欲しくないですね…。
というのも、レジ袋がプラゴミ全体に占める率はたった2%であり、エコバッグでは100回以上繰り返し使用しないとCO2排出量比で逆効果という指標も出ています。
おしゃれなデザインをあしらったエコバッグが沢山売られていますが、濡れたり臭ったりと同じバッグを使い続ける事の面倒さに不満を抱く声が聞こえてきます。
かといって頻繁に買い替えていれば何もエコなバッグではありませんし、地球にだって全然優しくない消費となりますよね。
また人により差はあれど、スーパーやコンビニのレジ袋って実際1度で捨てるご家庭は少なくないでしょうか?
買い物で溜まったレジ袋は、高確率で家庭内のゴミ箱用に再利用されている様に思えてなりませんし、コレって結局ムダにせずよほどエコじゃん!という話に落ち着くのです。
さらにですよ! 有料レジ袋の収益って何ひとつ環境保全に活用されていないのご存知でしたか?
コロナ禍のマスクの様に、国民生活を変える程インパクトがある割に、ほとんど効果を発揮しないレジ袋有料化、政治家の方々やるならその先まで考えて実行しないとねぇ。
この際、振り切ってバイオマス等の完全に自然に還る素材を開発・提供する組織、取り扱う組織に補助したり、進めればと思うのですが…。
片付けられない人に悲報?! プラ資源循環促進法でゴミ分別がより煩雑に?!
タイトル詐欺と言わないで(笑)、現在のところプラ資源法(勝手に略しちゃった:以降これで進めます)は提供者となる企業側へ課せられる内容となっております。
マイ箸、マイバッグ、マイ水筒に続き2022年は色んなモノのマイ化が進むかもしれません。
そこでより大量のプラスチック製品が出回ってしまえば、また効果が危ぶまれますので、先手を打ってほしいところではございます。
ただこれも一巡すれば、一般家庭を対象にゴミ出し分別ルールの変更・複雑化へと形を変えて来るかも知れませんよ。
そうなると当社のコンサルや片付け虎の穴等の片付けサポートをご利用頂く様な、いわゆる部屋の片付けを苦手とされる方々にとってこれまで以上に、整理片付けに支障をきたすリスクも懸念されますね。
プラスチック資源循環促進法の対象物となるモノはコレだ
レジ袋が有料化に加え、この度プラ資源法の対象となるのは以下の製品です。
- フォーク
- スプーン
- ストロー
- 歯ブラシ(宿泊施設内等のアメニティー)
- くし(宿泊施設内等のアメニティー)
- 剃刀(宿泊施設内等のアメニティー)
- ハンガー(クリーニング店等)
- 衣装カバー(クリーニング店等)
主にテイクアウト系のサービスが必然的にターゲットになっちゃいますね。
実際にプラスチック資源循環促進法の施行後、どうなっていくのかについては、引き続き追っていきたいと思います。