汚部屋を片付ける気が起きないのはどんな理由⁈
寝屋川市某所の2DKの床には、衣類をはじめ様々な日用品が転がり埋めつくされていました。
相談者の女性は
「離婚してからというもの、片付けをやる気がどうしてもおきなくて、いけないと思いつつこんな状態が続いています・・・」
と。
元々はキチンとそれなりに片付けられていたとの事ですが、これはいわゆるSD(Situational Disorganization)と呼ばれる典型的事例です。
このご相談者様が経験された離婚をはじめ、人生における大きな事件(結婚・死別・入社・妊娠・出産・卒業などなど)を皮切りに、これまで出来ていたモノの管理や整理が出来なくなるという状況を指します。
ある種、燃え尽き症候群に似通った側面を持ち、共通する部分があります。
モチベーションは目に見えないモノですが、人を動かす上で大きな原動力となります。
おそらくそのエネルギーが何らかのショックで、一時的に枯れてしまっている状態なんですね。
ゴミ屋敷など、片付けられない悩みこそ第三者の協力の受け入れで変化が
気を張って、頑張って、ずっとONの状態が続いていた、そんな時は心の休息が必要です。
現実から目を逸らすのではなく、一時だけその問題から離れてみる、楽しい事に目を向けてみる、というやり方もあって良いんじゃないでしょうか?
特に心のエネルギーが枯渇している時、片付けという作業は時として苦痛を伴うものになってしまいます。
ましてやその量がまとまっている場合は、立ち上がる気力すら奪って、時だけが過ぎ、状況の悪化を招いてしまったり致します。
第3者である片付けの専門家のサポートで住まいの環境から改善していく方法は、必ずやアナタのデリケートでメンタルな部分にも優しく照らす効果をもたらす事でしょう。
彼女の場合、不要な荷物を処分した上で転居の決断をなさいました。
意思がその方向へ向きだしたのなら、他人の手でも何でも借りて進めれば良いのです。
環境を変えてみる事はリセットの大きなきっかけとなる事でしょうから。
※今回は部屋のビフォー&アフターを掲載する事が出来ませんでした。。
モノの存在はその人の思い出を支える。
タイムマシンのように過去のワンシーンを切り取って心を温める役割を果たす時もあるでしょう。
しかし多すぎて自分自身でも整理出来ないモノは、その人の心をいつまでも縛り付け、新しい一歩を踏み出す事を阻む鎖にもなります。
そのモノを使うのは、あくまでもヒト。
ヒトがモノに使われちゃいけませんよ。