汚部屋に友達呼べる壊れてないから片付けます
「近日、来客の予定があるのですが、部屋がぐちゃぐちゃで・・・」
「とてもじゃないけど、上がってもらえる状況じゃないんです・・・」
仲良しの友人の訪問予定があるそうなのですが、
“約1週間後に迫った自宅訪問予定日までに、何とか今の汚部屋から来客に耐えうる程度の部屋には改善したい“
というご相談です。
相当切羽詰まられている様子が、電話口からも伝わりました。
肝心の画(画像)ですが、当ブログの存在はご存知でも掲載となると話は別、ご勘弁くださいとの事。
なるべくリアルな状況を文章でお伝えしようと思っていますが、室内の状況は割愛させて頂くケースとなりますのでご了承ください。
お邪魔した大阪市都島区某所のお宅の間取りは3LDK。
そこに息子さんとシングルマザーであるCさんの2人暮らしですので、本来の空間的には十分すぎるスペースが確保されております。
しかしながら、まず玄関を開けるとそこから見渡せるキッチンやリビングまで、チラシ広告、学校の教科書やプリント、飲食系ゴミ、衣類、化粧品が、上から豪快にまき散らしたかの様な散らかり方でした。
Cさん曰く、
- モノが多い
- 収納が少ない
- どの様に収めていけば良いのか分からない
の3重苦という事でした。
気がかりは汚部屋生活? 子供への悪影響? 片付けで抜け出せる?
そんな家の中の状況に加えて、コンサル中にもCさんお勤めの会社から何度か電話があり、途中で2度ほど外出される必要が生じたり、とにかく忙しい方なのです。
実際お話を伺うとこの日だけ特別多忙なワケではなく、普段からリビングで寛ぐという時間もあまりないそうなのです。
家のメインテナンスである片付けにかけられる時間が全く取れない
というコトは、それだけで非常に厳しい原因となります。
炊事に関しては外食や店屋ものを織り交ぜつつも、息子さんの栄養管理のコトもあるので家庭料理だって必要です。
洗濯だって着るモノがなくなる度に購入する訳にもいかず、洗わないといけませんね。
するとおさぼり出来るのは掃除・片付けだけ(限度はありますが…)。
ソレですね! 一番の原因。
床面に目一杯のゴミやモノが散乱した状態が重なってしまったら、そこから独力で脱出する事は難しいでしょう。
また小学生(高学年)の息子さんのコトを考えると、今の環境下で日々の生活をおくっていくのも絶対オススメは出来ません。
子供たちにとって大人になるまでの時期、せめて1か所くらいはスッキリとまとめられた空間を確保して、アイデアをまとめたり創造性を育んだりするのはとっても重要なコトなのですから。
今回は部屋を見渡しながら、Cさんとの打ち合わせ内容に従って、
- どうみてもゴミとなるモノの即時廃棄
- 棚やBOXなど収納の組立て、およびその具体的な活用法
- 使い勝手の悪い部屋、スペースの改善法
などについて進める事で今回のサポートは完了となりました。
多忙の為、時間も十分に取れず3時間という限られた中でも強行軍でしたが、道筋はつけられたのではないでしょうか?
まずは1週間後に迫った、ご友人の訪問に備えて、汚部屋を片付けていく事に専念されます。
そしてそれが終れば後日、再び当社へさらに一歩踏み込んだ改善を進めるべく、改めてご相談されるそうです。
待ったなしの状況ですが、あまりに根を詰めすぎて体調を崩されない様、ご注意ください。
家や部屋の片付けに関しては、この様な待ったナシの状況になってご相談される率がとても高いのが現状です。
もちろん先約さまなどのご予約スケジュール上の問題がなければ、100%対応は可能です。
あとはご相談者さまの改善要望の内容とそれを実現させる為の時間、決断にかかる時間などが影響し、人によって着地点が変わってきます。
- 緊急に問題を回避する為の片付け
- 少し範囲と対象を広げ踏み込んだ片付け
- 完全にご要望を実現化する片付け
などの段階の違いによって、その後の生活のしやすさ、リバウンドのあるなし等、生活環境への影響は免れません。
ご自身が今の家・部屋の状況をゴミの片付けや不要品の回収、レイアウトの再構築等によって、どう改善したいのか?
当社のコンサル片付けを元に、イメージをより明確なものにして、理想の暮らしに近づけていって頂ければと存じます。
親子間【片付けられない】問題は遺伝するの?!
私の片付けられない問題が子供達に悪影響を及ぼさないかしら・・?
育児放棄やネグレクトといったご家庭とは別にしても、この件、片付け下手の親御さんは相当気になさる問題です。
厳しいコトを言う様ですが、正直なところ、生まれ育った環境が汚部屋やゴミ屋敷で良い事などあろうはずがございません。
小学生も低学年を過ぎてより個人の意思で出来るようになり、行動半径も広がっていくと、他の友人宅に遊びに行く機会などが増えてきます。
その際、他のご家庭の住環境を知ると、自身のそれとは大きく異なる事に気が付きます。
もちろんそれ以前にテレビやSNS等のメディアでも見る機会はありますが、実体験を通して、「ウチはよその家と違う、汚部屋(またはゴミ屋敷)なんだ!」という事実を認識します。
多感な思春期に入ると、その思いはさらに強く恥ずかしい気持ちになり、嫌悪感のあまり家出するケースも。
実際に当社の依頼者さんから、同様の体験をした事について語られる機会はございます。
時間をかけて染み付いてしまった悪習慣は、一朝一夕で簡単に変えられるものではありませんが、子供の時だからこそ早めに、自分で自分なりのお片付けを学ばせる機会を提供してあげるのは重要になってくるのです。
同様の問題でお悩みの方は、ぜひそんな一例をご覧頂ければと思います。
子供達自身が、それなりに片付けを楽しむ習慣・環境についての記事となります。