何があるかな、蔵の中 in 交野市 25年分の断捨離、生前整理
交野市某所、古い町並みが残る風情のある一角。
「行き場のないモノが一杯になったから、片づけていきたい」という事で、当サイトをご覧の方からSOS。
ご相談者さま曰く、
- こういうモノはあればいつか重宝するかも・・・
- 家族のだれかが使う日が来る・・・
など、あくまでもそういう理由で ”取り置いてきたモノ” が少しずつ、長い時間を経て積みあがっていった結果だそうです。
「もしかしたら、何か価値のあるものが出て来るかも‥?!」
なんて茶目っ気たっぷりに、テンションを上げ望まれました。
ただ、蔵と呼んでいるものの、昔に母屋を改築された期間、同じ敷地内、ご家族で仮住まいにされていた小じんまりしたおウチです。
そして骨董品の数々・・・というよりも、その暮らしの中でのモノの残骸という色合いが強い為、ご相談者さまの言う ”お宝” への期待値は低いかも知れません。
家レベルの大量に出る不用品の処分や整理はタイミングを見計らいましょう
土地もある事だし、焦ってはいない。
きちんと必要な確認を経て片付けを進めたいから、今回処分は急ぎません。
必要なモノと、不要なモノをフィルターにかけて、それぞれカテゴリー別に仕分けをしつつ、整理と処分へ進む準備を整える
というのが正確なミッション。
なので、コンサルがメインですね。
モノは多いけど、切羽詰まっている訳じゃない。
これって片付けに着手するには、ベストなタイミングだと思うんです。
期限が迫ってギリギリのにっちもさっちもいかない状況で、こられるご相談案件だと、精神的にもご本人が消耗されますし、作業の中にも焦りが生まれる為、手放して後悔してしまうモノが含まれてしまうリスクは孕んでしまいますからね。
ご相談者さまはまだ70代前半で、身体も非常にお元気な状態です。
仕事に追われる毎日を過ごしているのでもなく、仕訳けに割け得る時間に困る事はありません。
恐らく多くの方々は
まだまだ時間があるから、片付けなんてこの先いつでも出来るさ
と考えて先延ばしにします。
で、本当に体調が悪くなってしまって手が付けられなかったりすると、遺された者たちにその負担が及ぶことになったりするケースもあります。
一方で、これは非常に珍しいのですが、あるご家庭のご主人が亡くなられる際、葬式から財産分与、仕事の処理に至るまで事前に、完璧に準備されていた為、語弊はありますがご遺族は心から悲しみ浸る事が出来たというようなケースもございます。
まさに ”立つ鳥跡を濁さず” のお手本のよう。
あまりにも恰好良すぎます。
こういうシーンに出くわすと、自身の時にどうすべきか考えさせられますね。