「マンションの改修工事の予定が入って、部屋を一つ開けなくちゃいけなくなったんです・・。」
部屋が片付けられない為、ゴミや不要家電、小物で各部屋にモノが溢れてしまい困っておられるご様子。
これを機に、他の部屋も含めて片付けたいというご希望です。
ご夫婦お二人に、3LDKの間取りと充分なスペースのあるお住まいですが、それぞれの個室、共用のお部屋やリビングなど、全体的にモノが溢れている為、その広さや余裕を感じる事が出来ません。
それほどまでに所有するモノが多いという事ですね。
工事が入るというタイミング、この機会を逆手に取って、
”重い腰を上げようっ!!”
”片付けの専門業者のサービスを利用して改善しよう”
と決心を固められたとの事。ご相談者さまと作業を始めます。
初回にも関わらず、コンサル片付けプランを8時間分とスマート片付け(不用品処分)ご希望です。
集中力・持続力・体力・精神力を考えて、通常は長い方のプランでも6時間をご提案しているのですが、それでは描いているエリアまで到達できないかも知れない。
仮に到達出来たら出来たで、さらに片付けたいエリアへと伸ばしていきたいとの事。
”非常に疲れるかもしれない” 事をお伝えした上での強いご希望でした。
今回もプライバシー保護の為、ひと部屋のみの画像でご勘弁ください。
※実際にはこの他に2か所の大きなクローゼット、キッチンなどが含まれます。
旦那さまからは、
「君の荷物が多いから部屋が片付かない」
的な事と言われていて、自分でもどうしたらいいかわからない彼女。
色々質問を通して、これまでの問題やビジョンについて話していきます。
確かに彼女自身のモノは決して少ないとは言えません。
しかし作業を進めていくと、ど~もそれだけでこの広いお宅の部屋全てが埋まるなんて事が起きっこないと感じていきます。
そう、実は旦那さまのモノの方が多かったんです。
多く、一つ一つも大きく、かつ各部屋に散らばってしまっている。
これがスペースを狭めている大きな原因のひとつである事が判明しました。
彼女にその事を伝えた上で、
- 彼女専用の居室
- 旦那さまのクローゼット
- 共用クローゼット
- キッチンスペース
の順に改善を進める順序を決めます。
床一面、モノで見えなかった彼女の居室はご覧の通り、スッキリしました。
これも彼女自身が強い意志の元、不要なモノを廃棄、下取りへと振り分け、減量を進めた結果です。
彼女自身、この結果に感動しておられました。
疲れを感じるどころか、”今という時間を逃すまじっ!!” と次のエリアへドンドン進みます。
その結果、
- 旦那さまの衣類がパンパンになったクローゼット、
- もうどのくらい前のモノか検討がつかない程古いモノ、記憶からも零れ落ちていた想い出のモノなどが入った共有クローゼット
- キッチン
などから余計なモノが消え、必要なモノを受け入れるスペースが生まれました。
おまけに想定外のベランダスペースにも着手出来た為、彼女にとって万々歳の結果となりました。
3LDKの散らかった住居そっくりそのままを、たった一日で全ての問題点を解決する事は不可能ですが、彼女自身にも大きな手ごたえ、実感を得て頂く事が出来たようです。
今後の道筋も見え、あとは旦那さまと相談を進めながら、どういうお宅にしていくのかについて考えていって頂きたいと思います。