期限内に片づけられる? ゴミ屋敷 in 大阪市城東区

不用品ゴミが多すぎて玄関へ出られないゴミ屋敷 どうする片付け

業者立ち入り工事を目前に控えた、タイムリミットが決められている設定上、何をおいてもゴミ屋敷片付けを始めなくては話になりません。

という訳で城東区のマンションへ伺い、インターホンを鳴らすのですが一向に反応がありません…。

とはいえ、こういったケースは慣れっこ。

そのまま待つこと2分程度でガチャっと扉が開き中へ案内されました(画像は割愛)。

玄関からいきなり床上から脛(すね)くらいのレベルでモノが積みあがっています。

そこから廊下の奥まで腰高くらいに深さを増していく感じ。

その先の部屋は女性の背丈ほどにも積まれている状況で、一見して一筋縄ではいかない事が分かります。

長編片付け記事のスタートはここからはじまります。

さぁどのように工事を乗り切り、住環境を片付け改善に導く事が出来るでしょうか?

”片付けは玄関から” はあながち間違いじゃない?!

「トイレの汚い会社はつぶれる」

なんて事良く耳にしますね?

中には社長自ら毎日トイレそうじする企業もある程、なぜかトイレと経営を紐づけして見られる事が多いです。

これが飲食店なら衛生面の管理姿勢をうかがわせるので、ストンと腑に落ちますが一体なぜなのでしょう?

その答えはやはり主役を張るような目立つ場所ではなく、人目につきにくい事。

そしてなかなかそうじするにも、ためらう気持ちが生じやすい場所であるという事。

逆にそんな場所だからこそ、手入れが行き届いていると

“目の行き届く人” ”陰でコツコツ努力を続けられる人” → 信用UP、金運UP

に繋がっていくのですね。

では玄関はどうでしょうか?

外からやって来る人が最初にくぐる関門、それが玄関。

いわばそのおウチの顔ともいえる存在です。

人間で例えるなら第1印象なので、良いに越したことはありません。

また風水を気になさる人であれば、”良い気が入ってくるように・・” と置物や色合いにこだわる方も居ますね。

裏を返せば、目立つところだから他よりもキチンとしようという意識が働きやすい場所なのです。

ただ当社へ相談される方々、片付けに問題を抱える方々に関しては、必ずしもそうとは言えません。

「もうドコをどう片付けたらいいのかわからないんです」

よくぶつけられるセリフです。

玄関には靴箱が定番ですが、この上のちょっとしたスペースがゴチャゴチャになってしまっているケースがほとんどです。

今まさにこの記事を読んで頂いているあなたにも、心当たりがあるのではないでしょうか?

ただこれがさらに重症になると、玄関からいきなり大量のモノが不用品ゴミの山が積み上がり、完全に部外者(そこへ住むものも含め)を拒絶する壁を作ってしまいます。

このレベルに至ってしまっては、もうモノはこの部屋のどこにも行き場がない

詰んだ状態

に陥っているのです。

ガーン・・・!!

でもこうなると逆に話は早い。

出口であり入口でもあるこの玄関から始めるのです!!

あなたの環境によっては、地道で途方もない作業に思えるかもしれませんが、恐らく唯一の光、まずはここの一点突破あるのみ。

頑張って行きましょう。

・・・という事でそうとう筋道がそれてしまいましたが、軌道修正し今回の依頼案件へ戻ります。

迫る業者の立入工事とゴミ屋敷片付け スケジュール大丈夫?!

依頼者さんからの要望や心配な点については、ご自分でも抱えすぎている為に、それらの優先順位すら決められない状況ですがポイントはただこの一点のみ!!

業者の立ち入り工事でチェックが必要な個所は玄関、そしてその玄関と次の部屋(キッチン)を隔てる壁です。

  • 膝以上の丈までモノが溢れている玄関と、女性の背丈レベルにまでモノが積み上げられたキッチン
  • その山の全てをチェックし、要不要を分別した上で、廃棄するという大技

「・・・ごめんなさい、不可能です」

と申し上げました。

全部迷わず廃棄という事であれば、人海戦術で何とでもなります。

しかしこの山の2~3割程度しか不要なモノがなく、それを選り分ける作業を必要とするのであれば、それ相応の日数が必要です。

記事上では切迫感がいまいち伝わりにくいでしょうが、実際には時間の猶予もない為、作業しながらの会話です。

モノを分別したり、整理片付けの苦手な方、かつ自力で何とか片付けを進めたい方向けの『コンサル片付け』は、参加型片付けサポートとして究極の形だと思いますがが、

  • 分別超苦手だけど、選びたい
  • 不用品ゴミが多い
  • 片付け期限が差し迫ってる

上記全ての問題を解決する方法なんて存在しないのです。

これが片付けに魔法なんて存在しないを唱えているワケです。

何かを得る為に、何かを手放す

全てではなく一部を妥協してみると、違う景色が見えてきます。

床が見えていない為、斜面にバランス悪くめちゃめちゃしんどい体勢での片付けで、効率も上がりにくい。

人員を増やしてもむしろ邪魔になるだけなので、一度に作業を出来る人数にも限りがあります。

でも、だからこそ一緒に作業・会話を通して、依頼者さんも実感・共有し、その中で取れる最良の策が何かという考えにまとまっていくのです。

初日はこんな感じで、玄関だけは一応の目途を付ける事が出来ました。

足場が少しだけ確保出来たので、次回はスタッフ増員で、本格的な撤去に臨みます!!

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