サービスは性善説で成り立っている 片付けだってそう・・
「〇日までに片付けたいんですけど・・・」
緊急とまでいかなくとも、それなりにお急ぎの様子がお電話の感じで伝わりました。
お困りの内容について詳細を伺いながら、作業スケジュールを設定しました.
扱う問題が問題だけに ”今日、今から片付けてもらえないでしょうか?!” のリクエストはさほど珍しいケースではありません。
スケジュールに空きがある場合は、当然即日対応!!
でもナゼか重なるパターンが多く、日程を前後させて対応させて頂く事が不可能な場合は、残念ながらサポートを断念せざるを得ない結末となります。
そんな場合は電話(やメール)を切ったその後も、
”あれからあのご相談者様はどうなさったのだろうか・・?”
と思い浮かべてしまうのです。
話の内容を記事のタイトル向けに修正しましょう。
テレビのみならずSNSで拡散されたニュースとして問題視された ”飲食店のドタキャン”。
数十人単位の団体予約を受けたお店側は、食材を仕入れ、仕込みを万端に済ませ、当日を迎えましたが、約束の時間になっても誰も現れないという事態に・・・。
予約ゲストの為に、その日の利用を全てお断りしていたお店にとっては2重のダメージ。
ところが捨てる神あれば、拾う神ありとはこの事。
SNS上で店主がその状況をつぶやいたところ、常連さんをはじめそのツイートを見た一般の方々が続々と集まってくれたそうです!!
とても素敵な実話ですが、恐らくこれはほんの氷山の一角。
実際にはその陰で泣いている飲食店は少なくないのでは・・・?
予めカード決済してしまう等、予約システム自体を見直す向きも広がっている様子。
ネット等、顔の見えないコミュニケーションが多い為、悪質なイタズラへのやむを得ない自衛策なのでしょう。
中にはお店側も泣き寝入りせず、訴訟に至るケースもあります。
飲食店「ドタキャン」裁判、1分で店側が勝訴 弁護士が対策明かす
※ライブドアニュースより引用
弊社の場合、ご相談者のほとんどは至って常識的な対応をなさる方々ばかり。
ひとたびキャンセルが発生しても、定期でご利用されるリピーター様から不測のアクシデントだったり、日数に充分に余裕を残したものだったり・・・。
中には不注意で・・・という場合も、大きなトラブルになる事はゼロ!!・・・と言いたいところですが、年に1度くらいの割合でこのような事態が発生致します。
最も悪質な事例では、作業当日の開始時間に目的の現場へ到着しても、肝心のご依頼主が不在というケース。
※何度も言いますが、あくまでも不注意で(かつご自身の過失を認めていらっしゃる)失念されていた方の事ではございませんよ。
ある日の出来事。
片付けの依頼を受け、開始時間に合わせ(遠方の為)早めに事務所を出発。
予想外の渋滞に出くわさない限り余裕を持って対応している為、案の定予定時刻前に現地へ到着致しました。
これから始まる作業の為のツールをまとめ、スグにでもお宅へお邪魔出来るよう準備の上、時間まで戸外で待機。
5分前となった時点で部屋番号のインターホンを鳴らします。
「プルルルル」
「・・・・・。」 アレっ?!
再び「プルルルル」
「・・・・・。」
イヤ~な予感が頭をよぎります。
時間を置いて鳴らしてみても、依然として返答は得られない為、やむなく携帯へ連絡してみたところ、ようやく端末の向こうからご相談者の声。
「あぁ居ませんよ・・・。」
と一切悪びれず平然とこれが当然というスタンスで返答される方が残念ながら居るのです。
双方で確認した経緯について伝えると、そこで改めて開き直り、逆切れの展開に・・・。
もう片付け以前の問題ですよね?
この様な悪質なドタキャン先約者の為に、同じ日程をご希望だった本当に片付けが大変でお困りの方のSOSをお断りする羽目になったのか?!
本当に虚しく、悔しく、やむなくお断りしたご相談者様に申し訳ない思いに包まれてしまいます。
まぁどの様な世界でも、この手のトラブルはゼロになる事はないのかも知れません。
ご相談者も僕も遊びでやってるんじゃないんですよ!!
残念ながら弊社も遠方のご依頼の場合は、何らかの自衛策をしていかないといけなくなるかも知れません。
梅雨入りしてうっとうしい天気が続きますが、飲食物にはいつも以上にご注意ください。
足が速いので、ニオイの元になります。
梅雨時期にゴミ屋敷化してしまうと、気分は更にブルーに、メランコリックになっちゃいますからねぇ。
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