部屋の基礎代謝を上げる その4

代謝を上げれば脂肪は燃えるというのは身体の話、でも…

まずは手放せる人へ

大量にモノが溢れ返っているのに、処分出来ず放置されている部屋というのは、 人間に例えるならきっとこの様な状態でしょう。

“大食漢の便秘持ち”

心身ともに健康を保つためには、 やはり適量摂取(IN PUT)と運動や排泄(OUT PUT)で 基礎代謝を上げましょう。 

一旦代謝が高まれば、徐々に部屋の状況が改善され、 気持ちも晴れやかになっていくはずです。

いらないものはいらないもの

初めの第一歩は“解放する事”から始まります。 

普通の部屋の状態だとなんの事ない行為ですが、 これがモノが散乱した状態だと始める事にも相当の覚悟と気力を必要とします。

・・・というと一挙にハードルがあがって尻込みしてしまいそうですか?

まずは1日の内、5分、10分というごく短期間でもいいでしょう。

そんな無理をする必要はありませんし、また急にペースを上げれば息切れしかねません。  

それゆえまずは現在の生活サイクルの中にひとつ、ふたつと組みこんで行く事が最も現実的なやり方だとオススメ致します。

それでは具体的にどの様な工程で進めていけば良いのでしょうか?

見た目にわかりやすく分けてみる

次にそのゴミ箱を用途別

  1. 捨てるBOX
  2. 保留BOX
  3. 思い出BOX

に分けます(※生ゴミ等、悪臭の原因となるものは別途処分する事が前提です)。

1. 捨てるBOX

“捨てるBOX” には明らかに不要なダイレクトメール等の郵便物、レシートやポイントカード、 1年以上使用しなかったモノ、二重購入してしまったモノ等をポイポイ投げ入れていきます (満杯になる前に袋を交換し、廃棄するサイクルを生活の中に取り入れましょう)。

※溜め込んだレジ袋など“あったらいつか使うかも”という類のモノは  思いきって全て処分対象(もし無理な場合は大幅に減量)にする等、これまでのスタイルを見直し徐々に変化を楽しんでみましょう。

1日1回行う事で、少しずつではありますが、必ず良い変化が現れてきます。 

毎日はちょっと・・という方は数日置きでも結構でしょう。

当然ですが、明らかに不要なものは“ゴミ”そのものなのです。

手放す事を怖がっていると、理想のお部屋には近づいていかないという事を肝に銘じましょう。

持つべきイメージ

近い将来スッキリとした部屋の中に居るアナタ。

常に探し物をして時間に追われてばかりいた頃の自分(今のアナタ)を回想しているアナタ(未来のアナタ)。

とにかく悩む必要の生じるレベルはまだまだ先の事。 

気長に廃棄する事で着実に足場(床)が見えるくらいに広がっていくはず。

2. 保留BOX

“保留BOX”、実はこれが汚部屋住人の方々にとって最もこの環境を作り上げる要因となるモノなのです。

なぜなら

「いつか使うかも・・・」

「昔気に入っていたから・・・」

という思いが強く、 ついつい捨てられないと感じてしまっているモノ達がここに集まるからです。

ですのでこの保留BOXには “絶対廃棄期限” なるものを設けます。

その日が来たら迷っていても問答無用でBOX内のモノは「捨てる」事を前提に進めていきましょう。

その期限はイタズラに長く設定しても状況は改善しないので、長くともワンシーズン(3カ月)以下に区切る事が妥当なところでしょう。

※あくまでも基本は“可能な限り減量する事”にあります。

あれもこれもとキープしてしまうと、いつまでも状況好転のチャンスは巡ってきません、勇気を出して一歩前進です!!

3. 思い出BOX

“思い出BOX” は3つの中で唯一 “廃棄” に属さない例外的存在です。 

卒業アルバム、家族・友人・恋人との写真や手紙、形見の品など、日々使いはしないけど、 今のあなたを形作ったかけがえのない思い出、記念として大切にまとめておきましょう。

これらの使用頻度は極めて低いモノですので、まとまった時点でクローゼットの奥の方に収納するなどしておくのが望ましいでしょう。

この3つのBOXを使っていく事で、確実に貴女自身の片付けスキルは向上致します。
※上記以外にあちこちゴミ箱を設置すると、かえって散らかるリスク がございます。

続いて次の問題である“モノが見つからない”環境の改善を目指していきましょう。

モノ探しから始まる一日は最悪な気分 その5

片付かない環境 ゴミ屋敷・汚部屋生活 その3

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