生活環境正常化は部屋の片付けから 住吉区のゴミ屋敷を美部屋に
最大級のボリュームでお送りした住吉区のゴミ屋敷における不用品処分&片付けミッション。
かなり苦戦を強いられましたが、今こうして玄関開けたら、キッチンから廊下を通って差し込む光が反射しております。
これが本来の姿なんですよ。
最初の記事と比較して頂ければ、その違いは一目瞭然です。
うず高くモノが積み上げられていた玄関近くの部屋も、必要品だけを2畳程度にまとめ、スッキリしました。
それでもまだ押し入れにも必要品が入っているので、
- 更に減量を進めていく
- ひと部屋をモノ置きにする
などいずれかに向かっていく事になると思います。
それでも、新たに(消耗品以外)何かを収集目的で購入したりという事はおすすめ出来ません。
何も断捨離、ミニマリストを目指せと言うのではありません。
自身で把握出来るくらいのボリュームに近づける事で、これまでとは違った感覚でモノと付き合える道が開かれていきます。
上の画像は天井まで約30センチと迫った不用品の山があった部屋ですが、依然モノが少ないとは言えない状況でも、照明の光や天井までの余白で、全く別物に見えませんか?
部屋の余白は心のゆとり(トリプルエス迷言集より→そんなもんはない)
時間とお金、そして労力をかけるだけの意味があります。
自分の家・部屋というのは日々の暮らし、始まりと終わりの拠点ですから、意識・無意識下で変化をもたらします。
しまいには人生だって変えちゃうくらいの影響力がありますからね。
足元をぐらつかせながら歩を進めた廊下も、すいすい~っと歩いて行けます。
部屋に入りこむ自然光と風、これが精神を和らげないはずがありません。
こんなリセットボタンを持たないゴミ屋敷・汚部屋暮らしはあなたが思う以上に損失環境なのです。
細かいモノで溢れていたキッチンも、こんなに片付きました。
片付けビフォーの状態は冷蔵庫の存在くらいしか視界に入ってきませんでしたよね?
ゴミ屋敷環境下では料理をする気持ちも生まれないし、食事の楽しみだって下手すりゃ栄養摂取というだけの作業に成り下がります。
月並みですが、やっぱり暮らしを豊かに!ですよ。
何も高級品に囲まれる事が贅沢ではないんです。
日々、ここでホッとできる時間を取れるか取れないか。
自分自身を大切にしてあげてください。
改めてこのお宅を見渡すと、お一人では十分すぎる程ゆったりとした贅沢間取りです。
基本的なメインテナンスさえしたあげたら、とっても住みやすい物件です。
こちらでしっかりと静養して頂きたいですね。
最後に一番奥の部屋。
不用品が排除され、電気もついて明るく暮らしやすい状態に。
まだまだ必要なモノがそこそこありますので、ある程度一本化して管理下に置いてしまいましょう。
住む人の整理・片付けの限界を遥かに超越したゴミや不用品。
これは相談者Uさんの体調や病気によるものと原因が分かっているケースですが、健康に不安のない方がこの様なゴミ屋敷状況に陥っている場合も多々あります。
足元が見えない程度なら、まだ自分で必死に頑張れば何とかなるレベルでしょう。
でも毎日、少しずつ確実に積み上げられてきた不用品やゴミは、その人が送ってきた生活スタイルの結果です。
その期間が長ければ長いほど、一人での脱却は困難になり、片付け業者など専門家のサポートが必要となります。
「嫌だなぁ、こんな散らかった部屋見られたくないなぁ..」
誰もがそう思います。
でも最悪のケースはその重い気持ちをずっと抱えたまま、相も変わらず同じ空間で日々生活する事。
恐らく状況は更に悪化していきます。
もしも今のあなたの生活環境がこのゴミ屋敷の様に破綻しているなら、まず直視してみましょう。
十分先延ばししてきたのなら、ここでもう一度先延ばしするか、動くか、決断しましょう。
チャンスは1回だけではありません。
いつだって変えられます。
でも早く動けば動くほどダメージは小さく治まります。
今回ダメでも、次回がある。
片付けられないそのループに見切りをつけるのはあなた自身なのですからね。
本記事、Uさんの案件は大きく環境改善が整いました。
表面上はモノの決着は一旦これでカタが付いて、一件落着したように見えますが、厳密に言えば道半ば、です。
Uさんのその後の生活が、どの様に変化していくか、ですね。
習慣というものは侮れないもので、短期間で元通りに戻る事は、よほど本人さまの注意やセルフコントロールしようとする強い気持ちがないと、一発改善は容易ではないでしょう。
でも、この一歩はデッカイですよ!