【大阪市中央区】汚部屋片付け|漫画沼にハマったテレワーク女子の物語

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「片付けたいのに、どこから手をつけていいのか分からない」――そんなお悩みを、消え入りそうな声で打ち明けてくださったのは、大阪市中央区にお住まいのOさん。ロフトが作れそうなくらい天井高のある、ちょっと贅沢な1LDKマンションにお住まいです。

皆さんコロナの時期の事はまだ覚えていますか? 当初はパンデミック、ロックダウンなど横文字の物騒な言葉が並び、死の病として世界を震撼させましたね。

そうした影響、つまりコロナ禍でテレワークが始まったことがきっかけで、事態は一変。元々モノが多かったところへ、仕事用のデスクとスペース確保が追い打ちをかけ、気がつけば足の踏み場にも困るほどの「汚部屋」へと変貌してしまったのだそうです。今回は「コンサル+スマート片付け」で、なんとか現状を改善したいというご要望に応えるべく、作業へと向かいました。

※今回はビフォーアフター画像NGの案件です。想像力をフル稼働させながら読み進めてくださいね。

犯人は、まんが、マンガ、漫画。

自称アニメオタクのOさんの汚部屋の主犯格――それは紛れもなく「漫画」でした。もちろんジャンプやマガジンといった雑誌も陣取っていますが、何と言っても象徴的なのはリビングの大きな本棚。単行本がビッシリと前後二列に並べられ、後列のタイトルはもはや前列の本に隠れて誰にも見えません。これぞ汚部屋あるある、といったところでしょうか。

収納力は十分すぎるほどあったはずなのに…

ワンルームマンションではとかく「収納の少なさ」が悩みの種になりがちですが、Oさんのお部屋にはなんと高さ約2m×幅2mのクローゼットが2つ。しかも上段には天袋、下段には洋服用のポールまで備え付けられた、余裕たっぷりの収納スペースです。

にもかかわらず、実際に洋服が収まっているのはそのうちたった1か所のみ。残るクローゼットはほぼすべて、漫画の単行本、ノベルティグッズ、キャラクターフィギュア、ゲームソフトなどで隙間なくぎっしり埋め尽くされていました。

それだけではありません。ベッドの下にも専用のプラスチックケースにぎっしり収納された単行本が控えており、それでも収まりきらなかった本たちは、床に直置きされた衣装ケースへ。さらにそこからも溢れ出した本やモノが部屋中に散らばり、生活の動線を静かに、しかし確実に脅かしていたのです。

「散らかっているのに、なぜか整っている」という不思議な汚部屋

実際にお伺いしてみると、たしかに電話でうかがっていた通り、床には本(時々不用品)が散乱しています。しかし不思議なことに、それ以外のスペースは順序はさておき、可能な限りキレイに、それもかなり高いレベルで埋め尽くされていました。

デッドスペースを活用できる便利グッズを柔軟に取り入れながらモノを詰め込んでいるため、無駄な遊びが一切ない。まさに隙間なきテトリスの達人、といったところでしょうか。試算してみると、このお部屋の収納容量のおよそ400%ものモノが詰め込まれていると思われました。

そしてこの片付け作業をさらに難易度の高いものにしていたのが、「手放せる不用品が極端に少ない」という点。Oさんご自身、この状況をしっかり把握した上でご依頼くださっているので、「とにかく片付けへの道筋を示してほしい」というご要望に迷いはありません。ですが、単に道筋を示すだけで終わってしまっては、コチラとしても正直、少々物足りない。ここはひと工夫を加えたいところです。

「捨てる」より「配置」で挑む、道筋の作り方

リビングと寝室、テレビとパソコン、漫画とゲームとお仕事関連――。それぞれ異なる領域ごとのボリュームを丁寧に把握し、生活動線を考慮したうえで、新たに必要となる収納(もちろん最低限です)についてご提案しました。

近い将来その収納が届いた際のレイアウトをあらかじめ描き、そこに向けてモノを配置し直していきます。新しいレイアウトを組み立てるために、現状をとことん見直す必要があり、これがなかなかの力仕事となりました。

レンタルコンテナという甘い誘惑、断念して正解でした

実はOさん、以前仲の良いご友人と片付けについて話し合った際、「外部にレンタルコンテナを借りて、モノを移してしまおう」という計画も持ち上がったことがあったそうです。しかし車を持たないOさんにとって、一度運び出したモノを頻繁に取りに行くのは現実的ではなく、この計画は断念されました。

結果的にこの判断は間違いなく正解だったと思います。収まりきらないからといって安易にレンタルスペースへ逃げ込んでしまうと、たいていの場合そのまま放置状態に陥り、毎月のレンタル料――つまり「もう一つの家賃」を払い続けるだけのサイクルにはまり込んでしまうからです。

さらに厄介なのは、その後です。一時的にスッキリしたように見える部屋(実際にはモノが移動しただけ)に、また新しい買い物を重ねて汚部屋がリバウンドしてしまうケース。そうなると今度はさらに大きなコンテナが必要になり…と、もう歯止めが利かない無限ループの完成です。

これではモノにとっても持ち主にとっても、まったくハッピーではないエンディングの始まり。喜ぶのはレンタル業者さんだけ、というオチになってしまいます。

紙の本と電子書籍、上手に共存させる

漫画一つを取っても、一番のお気に入りだけは紙媒体として手元に残し、あとは電子書籍で楽しむ。そんなデジタルならではの工夫も取り入れながら、Oさんの生活環境の改善を、これからも一緒に進めていきたいと思います。

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