「シャワーどうぞ」ってゴミ屋敷やん 失神級汚れ地獄に友達ぶち込む?!
相談者のKさんのそんな悲痛な思いを打ち明けられては、絶対にナントかしないといけません。
二手に分かれ、一方はバスルームへ。
もう一方はリビングの不用品の山と格闘です。
両方共にカオスな状況ですが、バスルームのゴミ・不用品はほぼ全てを廃棄し、キレイに復活させるのがミッション。
とにかく汚れを除去する前に、余計なゴミや汚物を取り除く作業からです。
ここまでだけでも、正直気を抜くと心がやられてしまいそうな環境。
視覚を緩めるというのでしょうか?
凝視しすぎず、心を静め、まずは黙々と目の前の不要物を一つずつ、確実に撤去していくのです。
すると汚いなりにバスルームの全貌が見えてきます。
うん、負けるな、負けるな!!
アセルナ、アセルナ。
頑張れ、頑張れ・・・。
むしろ少し他の事に雑念を飛ばすくらい、現実逃避させる位が健康的なのかも知れませんね。
そして撤去が完了したら、お次は特殊清掃に移ります。
汚れやカビなど、悪臭の元になっているモノを打ち砕いていきましょう。
そしてこことは数段異なるキレイの異次元へと誘いましょう。
お友達に気持ちよく使って頂くため、ただその一点に集中!!
同時並行作業のもう一方側では、リビングはまさにモノが山積み。
捨てるモノとキープするモノに分別しながら、全体から余計なモノを減量していくというミッションとなります。
あまりの荷物量に、休憩を取ったり、撮影する事すら忘れる程、作業、作業、作業の現場でした。
それでも当初伺っていた内容と異なり、ご相談者様の要望で、衣類を中心に多くのモノを残す事となりました。
やはり長年かけてこれまでの状態に育ってしまった汚部屋から、執着心を打ち払い、そのほとんどを手放す事は非常に困難を伴うものなのです。
とはいえ処分したモノはそれでも2トントラック2.5台分に相当しました。
※ちなみに本当に快適な部屋にするには、少なくともトラック3~3.5台分の処分が必要と思っています。
ただお友達には一緒に眠っていただけるほどのスペースは確保出来ました(こちらは撮影NGの為、割愛させて頂きます)。
再びあの地獄絵図、バスルームに話を戻しましょう。
垢なのか、カビなのか、何の汚れかも分からない程、荒れ果てていたこの空間もスッキリ!!
床など一部ですが、モノの色が素材に沈着し、変質してしまっておりますが、充分ご満足頂けました。
お友達にも気持ちよく使って頂けると嬉しいです。