ゴミ屋敷生活者の片付けられない問題 家族の心配と苦悩 in 城東区
20年来片づけられず、お宅の中が不用品等で山積みになってしまった方から、いいえ、正確に言えばその息子さんの強いご希望・ご依頼によって、大阪市城東区のゴミ屋敷化した某マンションの一室まで片付け作業に行って参りました。
依頼者の息子さんは、就職後別のところで独り暮らしなさっているとの事。
お母さまは旦那さまを随分前に亡くされ現在お独り住まいですが、必要なモノと不要なモノがごちゃ混ぜになり、収集がつかない状況で長年が経過しております。
この状態から脱却する為、なんとか部屋を上手に片づけて欲しいというのが今回のミッションです。
まずは現場を拝見。
ご玄関から不用品ゴミが立ちはだかる壁を避けつつ先へ進んでいきます。
すると中央にあたる部屋は更にひどく、窓の半分程度までゴミをはじめ沢山のモノが・・。
その奥にあたる右手のお部屋は更にボリュームを増し、まさに手のつけられない有様。
おまけにこの部屋達の周囲を取り囲む様に広がるベランダにも、すき間なくビッシリと不用品ゴミの山が積みあがっていました。
つまりこの家の中には、もう不用品ゴミの逃げ場、置き場はどこにもない状況なのです。
息子さんは一気にこれら部屋のゴミ、不要品等の一切合切を捨ててしまってスッキリしたいのですが、肝心のお母さまは必要なモノもある為、どうしても気乗りしません。
通常の回収業者に頼んでしまうと、それらも構わず捨てられてしまう上、法外な請求をされてしまう事が多いのも心配。
ハードルは非常に高いのですが、なによりご本人が出来る限り納得いく形で進める事が最も理想的です。
その為には、それに適した資格やノウハウをベースに、相談者さまのゴミ屋敷を片付け、且つその後の生活に配慮したオペレーションが必要になるのです。
ご本人の意思に反し半強制的に片付けを進めても、元のゴミ屋敷生活にリバウンドしたり、うつを生じてしまったり、良い事など一つもございません。
という事で、最初に小一時間程度相談者さまのお話を伺いつつ、そのお悩みの内容を把握し目標を設定します。
そしてあまりにも規模が大きい為、手始めに左奥にあたるこのお部屋から着手。
『コンサル片付け』を二人三脚で進める事、床が見え始めましたよ。
この状態になると、クライアントさんの表情に明るさが戻り、「なんだかやれそうな気がする」という気分に・・。
本日はこのお部屋のみですが、以下の通りスッキリと片付きました。
たったひと部屋ですが、排出した不用品ゴミの量は相当なもんなんですよ。
最初のこの自信が大事なんです。
たかが部屋の片付け、されど侮るなかれ!!
部屋が散らかった状態では、思考が思うようにまとまらず、集中の持続するのが困難です。
大阪市内のゴミ屋敷、汚部屋片付け記事
大阪市内の掃除片付け 事例特集記事より抜粋