不用品を処分して店舗内を片付け 東大阪市の美容室が店じまい
東大阪市東花園某所で長年美容室を経営されておりましたMさん。
ご高齢の為、この度美容室人生に区切りを付けられる事を決心されました。
店舗内の備品や機器等の全てを撤去し、空室に戻すべく不用品の片付けご依頼ででお邪魔致しました。
このお店は半世紀近くもの間、地元の美容室として経営したらっしゃったそうです。
今となれば非常にレトロな美容室関連器具。
ヘルメットのように頭を覆って温める機械ですね。
かなり年季が入っていて、昭和の空気感が漂っています。
今のヘアサロンではほとんど見かける事がありませんが、モノは非常にしっかりしています。
一般家電にしても、昔に作られていたモノは、部品も良い材料を使っていてなかなか壊れないですよね。
今のは軽量、省エネ化で電気代は安くなりましたが、外装が薄くて弱いという気がします。
そしてその重い機器を支える為の金具は、本当にしっかりとしたつくりの見本の様で、取り外しにも時間がかかりました。
何もしっかりしているものはそれだけじゃない。
今不用品として運ばれようとしているこの椅子も、50年間いっさい破れる事もなく、働きつづけた素晴らしいモノ。
当時はめっちゃくちゃ高価な代物だったことでしょう。
解体作業を進めるカチャカチャという騒音を耳にした地元のお客さんが、閉店を惜しむと共にお疲れ様の気持ちを込め、Mさんに温かい言葉をかけていきます。
「よーここで切ってもろたんよねぇ..」
なんてかつての利用者さんの想い出話と共に、少し寂しい気持ちがないまぜになったひととき。
Mさんと皆さんがお店にお別れを告げられている間に、作業は滞りなく終了致しました。
長年、本当にお疲れ様でした。
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