親元を離れた子は都心へと住まいを移し、パートナーと新しい家庭を築き子を育てる。
やがて子供がひと段落した頃、かつての故郷で高齢化する親の実家に問題が発生・・。
こういった問題が非常に深刻化しております。
これまで寄せられた問い合わせ中から、この様なテーマに沿った事例について触れていきましょう。
※残念ながら今回、関連画像がございません為、文章での状況説明となります
今現在、東京を生活拠点としている長男のAさんからのご相談。
大阪府交野市にあるAさんの実家では、お父さまが他界された後、お母さまと妹さんの2人暮らし。
お母さまが認知症を患っておられる為、妹さんはお仕事する一方で、お母さまのケアも妹さん任せとなる為、負担が集中してしまいます。
- 毎朝、お母さまをデイサービスに預けて出勤
- 夕方、お母さまが実家へ車で送られてくる頃には退社をすませて受け入れ態勢
- その後は就寝までお母さまと一緒に過ごされるというのがルーティーン
・・・という訳で、事実上妹さんがリラックス出来る時間は非常に限られてしまっているのです。
元々妹さん自身片付けが得意でないそうですが、この様な状況下で片付けまで手が回らず、実家が散らかってしまっているとの事でした。
お邪魔したのは2人で暮らすには広すぎる2階建ての一軒家。
対象となるのは、足腰の弱くなられたお母さまが生活に支障の少ない1階部分の2部屋。
実際に拝見すると、ゴミの様なモノは一切ありませんでした。
純粋なモノ屋敷
辛うじて生活導線はあるものの、モノが多すぎる為、足場が限られています。
”じゃあ2階に移せばいいじゃん!!”
・・僕もそう思いました。
スペースだって充分すぎる位あるだろうって・・・。
でも残念ながら、2階へと続く階段にもモノが積み上げられ、上階に受け入れスペースはないとの事でした。
そういう前提条件の元、1階1部屋を何とかしなくてはいけません。
いやいや・・魔法はありませんから・・減らすしかないですね。
という訳で、デイサービス中のお母さまを除く、Aさん、妹さん、私の3人で理想のイメージを共有し、作業を進めて行きます。
亡くなったお父様のご遺品なども手付かずの為、衣類や雑貨、古く使用していない家具などを中心に排出。
また同時にいろんなモノが雑然と散乱していた部屋の状況を、グループ分けしたり、目的別に配置したりと、整理を進める事で無理なく導線を確保する事が出来ました。
何よりも成果として大きい点として、妹さんご自身が
- どこから手をつけて良いか分からない
- 何がどこにどれだけあるか分からない
- 将来的に部屋をどうしていきたいかイメージが出来ない
などの問題について、クリアーに出来たと仰って頂いたこと。
日々に忙殺され、滅入っていた気持ちにも明るさを取り戻す事が出来たとお喜びでした。
この様な問題を抱えて途方に暮れる方は、この妹さんのみならず、今後もドンドン増えてくるでしょうね。
ここまでの規模を極短時間では難しいですが、
「私もそろそろ片付けよう!」
と思った方にはお得なコチラがオススメです。