「先輩の汚部屋にもう遊びに行きたくない」 そりゃ苦行だわの声
これはゴミ屋敷や汚部屋生活を送る皆さん、そしてそんなお宅へお呼ばれするかも知れない皆さんへ、目を通して頂ければと思います。
いつもは片付け作業や相談案件にまつわるお話を綴る事が多いのですが、 とあるQ&Aサイトから切実なお悩みを発見し、 あまりに目を惹かれてしまったので、皆さんと共有すべきと記事に致しました。
先日、職場の先輩(女性)のお家に招待され遊びに行ったのですが、そこがいわゆる“汚部屋”でトラウマになってしまいました。
「ちょっと散らかってるけど…」と案内されたお部屋の散らかり様はちょっとというレベルではなく、ドアを開けた瞬間から強烈な異臭。
玄関にはゴミ袋が放置され、流し台には汚れのこびりついた洗い物が崩れそうなほど高く積み上げられていました。
当然床には物や生ゴミが異臭とともに散乱し、足の踏み場もない状態。
あまりの出来事に胃がせり上がるような吐き気をもよおしその日は早々に退散しましたが、以来ちょくちょく「ウチに遊びに来ない?」と誘われます。
正直二度と行きたくなくてそのたび
「喫茶店へ行きませんか?」
「今日は私の家に来ませんか?」
と遠まわしに断っているのですが、先輩は自分の家に招待する方が気がラクらしく、ウチに来て!と言ってきます。
今のところ体調不良を理由にお誘い自体をお断りしていますが、ずっとそういうわけにもいかないですし、立場上、まさか汚いと指摘したり掃除しろなどと意見することも出来ません。
私は一体どうしたらいいでしょうか?
アドバイスいただけたら嬉しいです。
ちなみに職場の後輩2人は先輩の家で “お泊り会” させられたらしく、彼女たちも心に傷を負っています。
これはもう汚部屋ハラスメント(オベハラ)と呼びましょう!
結論から行きましょう。
言いましょう! これは言いましょう!!
黙ってても誰もハッピーにならない。
片付けられないだけなら先輩も無害ですが、汚部屋でウェルカムというのは少なくとも当社の相談者さまには、今まで無いパターンです。
当社の場合はどうしようもないゴミ屋敷や汚部屋の状況を、片付けを通じその生活環境の改善をサポートする事を掲げております。
そして例えそれが前提でも、“本当は人をウチに入れたくない” と躊躇される相談者さまが非常に多いくらいのですから。
部屋の描写から100%汚部屋確定サインは出まくっておりますし、その状態で他人を躊躇なく自宅へ上げる神経こそがむしろヤヴァい!!!
部屋を片付けられない事よりも、その状態を認識出来ていない(それも後輩などの整頓された部屋へ行っているにも関わらず、その違いを理解していない)状況の方がはるかに深刻な問題だと思います。
恐らく日常のコミュニケーションはもとより、仕事上での連携にもとても深刻な影を落としているのではないでしょうか?
信頼関係が前提ですが、本人に直接伝えるしか、この問題を改善に導く術はないように思います。
仮に結果2人の仲がうまくいかなくなったとしても、それは決して投稿者さんの問題ではないですし、そうなればなったで先輩の汚部屋へ行かなくとも良くなります。
先輩も悪気が全くない為に、投稿者さんも困り果てているのではと予測しますが、“お泊り会” させられた後輩2人と伴って、片付けてあげる(先輩の了承前提)のも一つの手段でしょう。
もしくはその先輩の先輩に、ガツーンと行ってもらうのはどうでしょう。
ただ結局このまま放置していると、おそらく先輩は自分が片付けられない人間で、自分の住まいがゴミ屋敷である事を、一生気付けないままなのかも知れません。
今回のケースは僕も勉強になりました。