城東区在住、親子が抱える片付け問題と床の見えない汚部屋マンション
今回お部屋の“片付け虎の穴”をご希望されたAさんと2人のお子様が暮らす、大阪市城東区某所のマンションへ伺って参りました。
部屋中にとにかく物が多く、どこも汚部屋状態となっているお宅。
玄関を開けるや床面に散らかった物・物・物。
廊下からリビング、各部屋に至るまで足元を確認しながら進む…という具合です。
ご主人が亡くなった後、小学校高学年と高校生のお子様二人を抱え、お仕事されながらの生活は負担が大きいと思います。
当社のHPをご覧頂いていたそうで、「片付けなきゃ..」と思いつつ日々が過ぎ去り、現在に至ったという事でした。
大きく分けると問題点は3つ。
一つ目は部屋の整理・片付けをする上で、要不要の選別を行う余白スペースすら満足に確保出来ない状態といういわゆる汚部屋あるあるです。
二つ目は大切なご主人が遺された物の選別・整理の問題、一つ一つの価値はご遺族にしか知り得ない分、作業は簡単には進められないデリケートな分野です。
そして最後は、物が散乱する子供部屋の問題。
最初からこの様な部屋の状況だったのか、あるいはある時を境に汚部屋化してしまったのか、いずれにしてもご兄弟共々、片付けが苦手で寝る以外のスペースはほぼほぼ何かしらの物で空白が埋められてしまっています。
学校の教科書や学習塾のテキストは大昔に習得済で、恐らくもう二度と参考とならない代物がドッサリ。
おもちゃも同様、楽しんで遊ぶレベルやコレクションのレベルからも程遠い、そんな代物が山と溢れているのです。
もちろん想い出、思い入れの強い物は別です。
それでもそのフィルターがゆるゆるで、全て”要る”と判断してしまっていたら、スグに部屋の主人は物になってしまうのです。
幼い頃からの住環境が習慣として定着するのはごく自然な事。
だからなるべく早い段階で、スッキリと思考できる環境=部屋の心地よさを身に付けさせてあげて頂きたいのです。
多くの親御さんの我が子の教育にかける思いが強い事は拝見して参りましたが、なればこそ勉強・仕事と決して切り離す事の出来ない”思考”に着目すべきと当社は考えます。
自分自身で考える、その第1段階のスキルとして、片付け・整理マインドと環境の整備を親子で共有して頂きたいと切に願います。
Aさん宅は今後も引き続き、コンサル片付けを重ね住環境の改善を進めていかれます。