茨木市のゴミ屋敷の徹夜片付け作業 看護師さん無事引越せますか?
前回に引き続き、茨木市某所のゴミ屋敷片付け作業の後編となります。
最初に取りかかった部屋には、Sさん自身もう数年実際に生活していないそうで、ゴミや冷蔵庫の中に取り残されたモノ達がそれを物語っています。
生活の中で無造作に投げ捨てられ放置されたモノが、部屋の中で地層になってしまっていたんです..そらぁあんなニオイも出ますわ。
片付けられる人には無縁の問題ですが、自分の部屋をまるでゴミ箱を扱うように、簡単にポイポイと捨ててしまう事は一見すると信じがたい行為に映ります。
ただはじめはこんなはずではなかったのです。
捨てているというのではなく、あくまでも
”適当な場所が見当たらない、あるいは面倒くさいので、一時的にソコに置く”
という行動を日々積み重ねてきた結果に過ぎません。
それが結果としてこのような大事につながろうとは、その時ご本人も思っていなかったのでしょう。
この状態に戻すまで、複数のスタッフで何度となくトラックとの往復を重ねました。
音も立てられないし、通常の片付け作業と比較してめっちゃ大変でした。
確かにモノは減り、視界は開けました。
確かにゴミはないけど、スッキリした状態と言えるでしょうか・・・?
残念ながら畳に染み込んでしまった汚れは、どうしようもありません。
飲食物の腐敗した液体などが染み込み、畳交換なしにキレイになる事はありません。
悪臭も随分とマシにはなりましたが、全部で4枚分、交換しないとスッキリとはしないでしょうね。
アテがない..との事でしたので、翌日スグに専門業者を手配し、(後日)お引越し前に畳交換対応をいたしました。
なんとかお日さまが昇るその前には、何とかミッションクリアー!!
6~7時間はかかったでしょうか?
とにかくモノに振り回されないように、コツが掴め、習慣化されるまでの間は、この状態を維持!
管理できる許容量を超えたモノに囲まれて暮らすのは、良いアイデアとは言えません。
しばらくお買い物は自粛ですね。
ひとまず全ての業務が完了し、Sさんと笑顔での解散となりました。
机の上の一見ごちゃごちゃとしたモノは、相談者さまにとって必要なモノ。
まだ使われるそうですが、それでもその数をもっと絞った方がいいでしょうね。
これから残る時間、ご自分で進められていきます。
頑張ってくださいね。