迫る引越し期限、散らかったままの部屋
今回はメールでの相談ではなく、いきなり電話でのご依頼でした。
約1週間後に迫った引越し、でも床は見えず部屋は塞がり、途方に暮れている状況でどうしよー?!
・・・というSOSコールでした。
ひとまず見積もりをご希望されたので、大阪市中央区内某所の現地へと移動。
2LDKとも3DKとも見える間取りのお宅の中へ足を進めます。
玄関は・・モノのせいで、通路の幅が半分程度になっています。
玄関上がって最初の部屋は、照明も切れ積み上げられたモノの影が、ほの暗い中に浮かび上がっています。
一体どんなモノでこの状態になっているのか、その全貌は謎に包まれているものの、尋常でないボリュームのモノが積みあがっております。
左手の洗面&バスルームを確認後、キッチンへと歩を進めると、ゴミ袋の山がお出迎えしてくれました。
一部(モザイク処理している)モノを除き、ほぼほぼ不要という事なので、短時間で大変なボリュームを排出する展開です。
要不要に多大なエネルギーを割かれない分、オペレーション的には効率は良いんですね~。
あとは体力勝負!!
ちなみにその奥の部屋、メインの居室となりますが、ココだけモノが少ないなんて事はありません。
全ての空間を埋めるように、まんべんなく不用品が存在するので、根気よくスタッフ一丸で進めます。
押し入れの容量が大きいお宅なので、その奥にどんなモノが納められているか、ちょっと開けてビックリな展開にならない事を祈りつつ開始します。
市や県をまたぐ引越しで変わる”分別ルール”
今回のクライアントは市外への引越しをなさるとの事。
今の住まいのゴミ捨てルールは基本的な分類以外は寛容で、捨てやすいそうです(それでも住環境は悪化しておりましたが・・)。
一転、引っ越し先はこのルールが非常に厳格でちょっと有名な所なので、今から心配されています。
しかしこのエリアによって変わる分別ルールって何なんでしょうね?
僕も正直納得いきません。
同じ日本に住みながら、そこで排出されるゴミの扱い方が違うという・・・。
そりゃあ多少、焼却炉の能力差などで、大都会や田舎のそれとは比較にならない事もあるでしょう。
ただあんまり細かくしちゃうと、住民がついていけなくなって、結局ルール自体が破綻してしまうのではないでしょうか?
お仕事されている方なら、夜遅く帰宅してアレコレした後、ヘトヘトの状態でゴミをさらに細分化しないといけなくなっては負担が・・・。
また、高齢者の方にとっては、長年慣れ親しんできたルールから、ドンドン変更されていくと訳が分からなくなりそうです。
最後はクライアントの様に、違う土地か転入してきた人。
全国統一ルールが必要ですよ!
廃棄物の元となるメーカー側にも、消費者の立場でやさしい分別に対応したモノづくりをお願いしたい。
不用品処分の後日談
通常のコンサルに加え、引越シーズンによる不用品処分や特殊清掃のご依頼、片付けワークショップなどのイベント実施のため手が回らず、アフターの画像を取り漏らしてしまう失態・・・。
要らないモノのトータルボリュームはナント、2トントラックに3.5台にもなりました。
実際の片付け&処分作業は、引越しを翌日に控えた日程となり、まさに待ったナシの状況下、スタッフ4名が入れ替わり立ち替わり戸外へ搬出、車両へ積み込みを繰り返して何とか収める事が出来ました。