ADHDの子供や学生向け学校選び 発達障害と教育環境

発達障害を抱える子供・学生の悩み ADHDの気を付けるべき事

ADHDの子供や学生の発達障害に関する悩みと適切な学校選び

ADHD(注意欠陥多動性障害)の学生・社会人の方は、長時間の注意力維持が困難であるため、集中力が低下してしまう方が多い傾向です。

その結果、勉強・仕事についていきづらい、学校・業務成績が振るわない等の悩み、また障害克服のために、人一倍の長時間の学習を行う必要等の負荷がかかりがちとなります。

時間管理面においてもスケジュール通りに物事を運ぶのが苦手なため、遅刻や予定自体を忘れる等、行事や業務完了が困難に陥ったり、周囲の信用低下を招くリスクを孕んでいます。

コミュニケーション面でも細かいニュアンスを察したり、暗黙のルールが共有出来ないため、他人との関係構築にも難が生じたりする事に注意が必要です。

さらにマナーやルールを守るのが苦手で、周囲の妨げとなる経験を持つ方はご注意を。

ADHDという発達障害には上記の様な特性がある為、努力のみに頼る改善は、個人にかかるストレスが大きすぎて限界を感じる方もいらっしゃるでしょう。

それゆえ誤解や無用の衝突を回避し、より良い人間関係構築に向け、周囲の理解や支援が得られる環境づくりが理想的なのです。

ADHDの子供~学生向けの整った支援・教育環境とその選択肢

ADHD(注意欠陥多動性障害)のお子様や学生の皆さんが抱える悩み、懸念される点について前述しましたが、この問題に対応し適切な支援を受けるために学校選びはとても重要です。

発達障害やいわゆるグレーゾーンが原因で、学校生活を負担に感じるお子さん、いじめや不登校に発展するケースが一定数あります。

自分だけ理解出来ないままそのまま置き去りにされる一方、授業は予め決められた平均的カリキュラムに沿ってどんどん先へと進んでしまう。

結果、更に分からなくなるという悪循環に陥り、どんどん自身喪失してしまう・・ADHD等、発達障害のお子様・学生さんが一人で悩み、その様子を心配される親御さんの構図。

元々形の違うものを無理やりはめ込もうとする時点でストレスは生じてしまうものです、もちろん学校側ではなく生徒側に。

一般的な公立校内の支援学級、サポート有りの私立校、特別支援学校等々、その他にも選択肢は様々です。

しかしながら障害の度合い、知的レベルの違い・・ひと括りになんて出来ないので、親の一方的な決めつけは禁物。

状況がどうあろうとも大切なのは、【自分で考えるのを放棄してしまう環境を避ける事】ではないでしょうか?

少し自信を失ってはいるけれど、本当は強く学びたいと思っているかも知れません。

もしもペースに合った学び方・教育支援・環境があったなら、この先の可能性はきっと変わってくるでしょう。

話は一気に転換しますが、M-1王者の笑い飯。

そもそもこの芸人さんはWボケが特徴、ボケにボケを重ねて引っ掻き回すというこれまでの概念を壊すお笑いを開発した異色のコンビで知られています。

こちらのボケ担当の方(どっちもですが・・)である哲夫さんは、仏教の対する造詣が深く、ユーモアを交えながら堅苦しくなりがちな教えを分かりやすく伝える書籍を多数出版し、そのどれもが高い評価を付けられております。

その哲夫さんはかねてより裕福な家庭の子供しか塾に通えない現状、”教育格差に対する疑問”を抱き、大阪市内に【寺子屋こやや】という低料金の塾を展開されております。

彼自身の給与はゼロ! いわゆる巷の進学塾とは異なった理念の元、子育て世代の懐にやさしい学び舎として注目が集まっています。

多忙な中、たまに哲夫さんご自身が立ち寄って、勉強を教えられる事もあるそうですよ。

対象は小中学生となっておりますので、詳しく知りたい方一度WEBページをご覧あれ。

さて、教育の機会を創出する異色ネタついでにもう一つ。

例えば米国には個人の理解度や能力に応じた飛び級制度がありますが、成長のスピードや到達点がそれぞれ異なる様に、中には遅咲きの大器晩成型だって沢山いらっしゃるはず。

そんな中、興味深い選択肢が目に留まったのでピックアップしてみました。

こちらは小学生から高校生までを対象とした、一風変わったオンライン教育を提供しているネットサービス。

私事ですが、かくゆう僕自身も3月ギリギリの早生まれであった為、特に幼少時を振り返ると「授業が全くわからない・・」という苦い経験ばかりが思い出されます。

このサービスでは国・数・理・社・英の5教科を、時間(学年)制限なし、アニメキャラのオンライン教師、質問不要の個別理解に応じた自動難易度調整、そしてカウンセラーによる保護者サポートで運営されている点が、発達障害との親和性がとても高いのが特徴です。

ADHDで不得手とされる注意力欠陥、時間管理、対人コミュニケーション等の問題点の多くが、既存の一般学校の制約を取り払う事で改善されています。

分からなければどこまでも戻れる、どこまでも進めるという【無学年方式】だと、周りが出来る子ばかりのクラスで「わからない」と手を挙げる事すら出来なかったあの環境から解放されます。

何事も”自分に合ったやり方”を見つけるという事が、キッカケを掴むのが凄く大事なのだと思います。

「出来た」という喜び、「出来るんだ」という自信・自己肯定感に繋がってくれば、世界はより広がると思いませんか?

寺子屋とAI、真逆の様に見えますが、見据える先に重なる点があるのかも?!

もしかすると未来の学習方法は、全てこの様な形に置き換わっていくのかも知れませんね。

通常はあくまでも片付け主体に記事を挙げておりますが、経験上ADHDとの浅からぬ関りを感じるため、引き続きこのトピックにアンテナを張って、皆さんに色々お届けしていきたいと思います。

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