片付かない環境 ゴミ屋敷・汚部屋生活 その3

片付かない環境に共通するもの

何故私の部屋はいつも散らかってしまうのか?

この様なお悩みを抱えた相談者さまに関する共通点がいくつかあります。  

これらを検証していく中で、現状から改善される大きな糸口になるであろう情報について、

「一向に片付かない・・」

「いつも探しものをしているのは何故・・?」

そんな疑問や謎について、具体例を挙げてみましょう。

ゼロか100かの考え方

ご相談になぜか多いのが、「高学歴」「真面目」「努力家」「完璧主義」などの性質や背景を持たれる方。  

作業やカウンセリングを通して特に感じられるのは、その中でも「完璧主義」の一面がよく見受けられます。

掃除や整頓時にも「こうでなければならない」という考えから、ひとつの置き場所にも妥協できないという思いが強い為、 なかなか所定の位置が決まらなかったり、全体よりも一点集中してしまう傾向から、 いつまで経っても捗らないという状況に・・・。

「これさえやれば簡単にお部屋がキレイに」

的なタイトルをつけた書籍が多く、 取っつきやすさを感じますが、実際には長い時をかけて積もった物を整理していくには、 当然それに見合った作業が必要となります。

こう述べてしまうと折角の “やる気” に水を差すように感じられるかも知れませんが、 決してそうではありません。

むしろ肩の力を抜き、それぞれのペースで一つ一つ無理なくクリアーしていく事こそが大切なのだと私は考えます。

はじめから “完璧” じゃなくていいんです。 楽な気持ちで望んで下さい。

部屋の中が大渋滞

「IN PUT」と「OUT PUT」 

そうじ関連本にもいくつか使われている単語で、 なじみのある方もいらっしゃる事でしょう。

  • 他人に貰い受ける
  • 購入する
  • 集める

など何らかのモノを部屋の中に入れる行為を「IN PUT」、逆に

  • 他人に譲る
  • 転売する
  • 廃棄する

などのモノを部屋の外へ出す行為を「OUT PUT

と分類しています。

そしてご相談者の多くが、室内にモノが溢れている状態にも関わらず、次々と新たに入ってくる状況に陥っています。  

高速道路で例えるならば、車がドンドン一般道路から流入してくるけれど、1台も下りずに増え続け、大渋滞になっているのです。

これではいかに優れた人でも交通整理や誘導は困難ですね。

片付いた部屋を保つためには、一旦新たなモノの流入を断ち、まずは現状の中から要不要を含めて整理(オーガナイズ)する事がなにより重要で、最短最良の道なのです。

そんな事は分かっている、でもどの様に整理していけば部屋の状況が改善されるのか?!

それについては次の項で触れて参ります。

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