片付け虎の穴で東大阪市菱谷の汚部屋実家をキレイにプロジェクト
「東大阪の実家が不用品だらけで汚部屋になってまして..、片付け相談お願い出来ますか?」
最近ナゼかメールよりも電話比率が高い傾向が目立つコンサル片付けサポートへのお問い合わせですが、よくよく伺えば「虎、虎?」と仰るので、ようやく『片付け虎の穴』も認知され出してきたのかなと実感してきました。
お問い合わせ頂いたのは一時的に帰省されている長女のKさん。
現在は外国でお住まいなのですが、長年散らかった実家の状況がずっと頭から離れず、キレイさっぱり片付けたいと思ってこられたそうです。
もちろんお母さまとも何度も話し合った結果、この度作業へ伺う事となっておりますのでひと安心。
一方のご依頼で無理やり不用品の片付け回収をすると、無用のトラブルを引き起こしかねませんし、家族内の関係にヒビが入るリスクもあります。
こちらのご実家、2階建ての4LDK x 2世帯のため玄関が2つあり、お母さま側とおばあさま側に独立したタイプになっています。
メインはあくまでもお母さま側、ビフォーの一部冒頭画像しか公開できませんが、状況について解説していきましょう。
まずは1階全体(和室、LDK、バスルーム・トイレ)の導線改善の為、ひと通り片付け作業前チェックを行うと、玄関から既に大量の物が立ちふさがり床を埋め尽くしています。
各部屋には既存の押し入れやクローゼット、その後買い足されたタンスや引き出しがあり、パンパンに収納されております。
そこに加えて、さらにお手製のカゴやトレー・板を組み合わせて収納を増築し、すき間を埋める様な環境に陥っています。
360度どこを見ても物の圧迫感を感じ、外から来た人が寛ぎを感じる空間はどこにもありません。
幸い飲食物など腐敗するものが散乱したり、害虫が繁殖する系のゴミ屋敷ではない為、衛生的に深刻な被害はなさそう。
但しこのタイプの汚部屋・物屋敷に共通するのは、不用品が多い事。
「面白い」
「いつか使うかも知れない」
「こんな時あったら便利」
「セールの時に備蓄用に」
なんて物がズラリ。
実際には長期間使われる事もないまま、ただただ生活導線を塞ぎ、部屋を狭め、そこに存在する事すら記憶の彼方に追いやられて、また同じ様な買い物を繰り返す悪循環のループ。
某CMではありませんが、お母さまの同意が得られたのなら、ここで ”エイヤッ!” です。
屋内は残念ながら本当に片付けを行うスペースも確保出来ない状態でしたが、幸い十分すぎるお庭スペースが!
実は屋外にはこれまたたくさんのコンテナケース(画像は割愛)があり、ここにも備蓄用がギッシリと詰め込まれていたのですが、初日は玄関周りとこれらのストック品を一斉整理片付けに終始致しました。
ただ廃棄するだけでなく、用途に応じ分類、適切に再配置・再収納を進める事で、スッキリ綺麗に整える事が出来ました。
お母さまもKさんも大変お喜び頂き、今後は焦ることなく月平均2回程度のペースで長期間片付け作業を一緒に取り組み、一緒に改善を進めていく事となりました。
家単位の片付け、それも無暗やたらと捨てる事に不安や疑問、不快感を抱く方々には、無理のないやり方となります。