全部屋もれなくモノ屋敷 引越し後の新生活は汚部屋脱出宣言から
大阪市鶴見区某所、引越し以前のお宅から続くモノ屋敷、片付けや整理が超苦手な自称ADHDのシングルファーザーOさん一家からのご依頼です。
※人物画像(加工済み)の使用は事前にご了承頂いております
冒頭の画像、これ引越し直後の状態ではありません。
決して部屋が狭い訳ではありませんよ。
4LDKの戸建てと各部屋収納の他にも、エクストラ収納がいくつかあり、父・娘・息子の3人の家族構成ではもう十分すぎるスペースがあるお宅なのにも関わらず、半年近くこの段ボールだらけの状態なのです。
要るモノも要らないモノも入り混じり、家族の誰一人として何がどこにどれだけあるか把握していないのでした。
さすがにモノ屋敷状態がこのまま続くのはマズイ!
という事で、
- 要不要の分別
- 不用品ゴミの撤去
- 清掃およびモノの再配置整理
ここでは息子さんの部屋(何故か一番広い部屋が割り当てられております)のビフォーアフターをご覧いただきます。
ちなみに生活導線や用途で分ける事を前提に、この部屋の押し入れ収納は父・娘・息子の3分割方式で使用する形に落ち着きました。
片付け作業を始める前は、「いくら片付けろっって言っても、子供達全然聞かないんですよぉ~」なんて仰っておりましたが…。
片付けで見えて来る モノ部屋に陥る原因と意外な主犯!
今後も片付けの虎の穴で数回に及んで整理整頓を進めていきますが、このまんま段ボールまみれの生活環境ではよろしくないので、初回は特に力を入れてOさんご家族総出で取り掛かります。
一番下の息子さんはまだ幼いので、片付けよりも遊びに気を取られがちで集中力が続かない…。
これってゴミ屋敷・汚部屋生活あるあるの一つですけど、特にお子さん一緒に暮らす方々には考えて頂きたい問題なんですよね。
正直なところ塾に通わせたり、子供さんの教育に熱心に取り組まれるのは良い事だと思いますが、もしも部屋が散らかっているならば片付けと順序が逆ですとお伝えしたい。
自然に整う、集中しやすい環境、ノイズが入り込まない部屋を整備して、子供達各々に合った片付けの方法を実践させていく事の方が何倍も大切なんです。
そんな話をお父さまとしつつ、息子さんとはゲーム感覚で一緒に片付けながら…やってくと、そうじも含めて息子さんの部屋が一番に仕上がってしまいました。
急ピッチで片付けてきた為、皆さんお疲れが見えてきましたが、その間も他の収納や廊下に放りっぱなしのモノなどの分別を進めていきます。
ここまでくると圧倒的ボリュームゾーンが何なのか判明していきます、洋服です、男性モノの…そう。
お父さん、モノ屋敷の原因、アンタやないかーいっ!
お父さま、言う前にご自身で気付かれ”デヘヘ”と苦笑い。
まだお若いのですが、それこそ20代からファッションが大好きで、稼ぎが低い頃から背伸びして色々購入されてたんですって。
それも「いい歳のおっさんになった時、着てたら恰好いいだろうなぁ~」なんて当時目に付いた服(もちろん20代の時には着れない)を買ったりなさってたんです。
問題はそれらの服をあちこちバラバラに収納して、完全に記憶の外にあった事。
おかげですっかりいい歳のおっさん(スミマセン)になられました。
「ちょうど良かった、これから着てみます(笑)」作業を通して、ご家族に無理のない片付けをご提案していく中で、目からウロコだと喜んで頂けました。
まぁ主犯が判明した為に、ご家族内のパワーバランスに支障が出ない事を祈りつつ、引き続きよろしくお願い致しますね。