不用品片付け..だけじゃなかった 枚方市樟葉の捨てられない相談者
前回の記事に引き続き、枚方市樟葉の片付け案件です。
アフターの画像については、諸事情が発生し残念ながら今回は公開NGとなってしまいました。
現地で度重なるルール変更があった為、通常同ボリュームの案件と比較して、約2倍の日数・労力がかかる結果となりました。
全体の処分量としては2トントラック単位で、およそ4杯分。
全体量として多い事にかわりないものの、予め必要なモノが確立できていれば問題なく一定のペースで確実に進めていく事が可能です。
当社はその分別・選別については、さまざまな角度からアプローチ致しますが、あくまでもコーチングやサポートなどの主体で、最終的な要る/要らないを決定するのはご相談者さまご自身。
ご本人曰く、ご主人が他界されてからというもの、片付けられない状態が続き、より一層の状況を招いてしまったとの事。
実際、元々片付けられていた人なのに、認知症などに限らず後天的に片付けられなくなるというケースはあるんです。
人生における何かのイベント(引越し、転職、親しい方の死等々)を機に、片付けられない状況に陥ってしまう事が多く見られますが、その典型的なのがこのケースです。
作業が進むにつれ、ご自身も「なんでこんなに捨てる事ができないんだろう・・・」、「なぜこんなに執着してしまうのだろう・・・」と深く悩まれておりました。
当社のこれまでのご依頼の中でも、最も「捨てられない」ご相談者さんです。
この問題については、今までもそして今現在進行形のいくつかのケースにも当てはめる事ができます。
いわゆる「典型的なホーダー」といわれる症状と共通したポイントが浮かび上がってきます。
この「ホーダー」については、後の機会、本ブログ上で特集でも組ませていただこうと考えております。
ご本人はそこまで自覚が強くないのですが、モノに対し非常に強烈な執着があり、他人にとってはなんでもないモノ(例えば化粧水などを、携帯用に入れて持ち運ぶ空のスプレーボトル等)、どこででも簡単に入手できそうな安価で気にもとめない様なモノでも、彼女にとっては容易に手放せるモノではないのです。
万事がこんな感じで進む訳ですから、通常のご依頼案件の何倍もの時間や労力を必要と致します。
それでも処分した総量はトラック4台分に相当しますが、残り1/2台程度についてはどうしても今すぐに決める事はできない為、ご自分のペースで進めていきたいとの事でした。
根気良く、かつ着実に進めていかれる事を祈っております。
上記の問題が作業を阻む為、何度か分別、片付けをして、元に戻すというようなオペレーションを余儀なくされました。
これにはBさまご自身、当社のスタッフ双方のメンタル的に相当な負担となった事でしょう。
部屋を片付けると一口に言っても、人の数だけ複雑な問題があり、決してシンプルなものではありません。
今後は残るご自身で進める事を決められた「必要なモノ」と向き合い、彼女ご自身がその障害を乗り越えるべく、頑張って進めていかれるステージへと移行していきます。
追記:片付け回収だけではなかった
後日談となりますが、一部家具を実家まで持って行ってほしいとの事。
一見して特別高級な家具でもなく、且つかなり汚れが付着している、加えて立て付けも悪くなってしまっている、状態のモノです。
通常のケースなら迷わず廃棄を決められる品ですが、それもここ枚方から往復200㎞を超える道のり、たってのお願いという事で例外的に対応させて頂きましたが、実はここに至るまでに彼女は多くを偽り、当社に対して極めて重大なルール違反をしてきた事が発覚したのです。
大変申し訳ないのですが、ここから先はブログ掲載は憚られてしまいます。
近い将来に現在雑誌など、色んな媒体で取り上げられている当社の”片付け虎の穴”サポートについて、
- リモート対応
- 片付けサロン
等のサービス開設を計画しております。