ひとつ間違えば大惨事 空き缶スプレーの威力はもはやテロレベル
皆さま新年を迎える準備は整いつつありますか?
「年末に向けて要らないモノを処分して片付けなきゃ!」
「スッキリした部屋で運気アゲアゲの新しい年にするんだ♪」
「来年からは片付けで悩みたくない・・・」
師走もいよいよ後半戦です。
- 家具や雑貨などが中心となる不用品の処分
- 水回りのハウスクリーニング
- 生前、遺品整理をはじめ汚部屋の片づけやコンサル
等々・・・、様々な理由や動機を持つ、片付けたい方々からのお問い合わせもピークを迎えております。
ところでここのところ、連日のニュースでお気づきの方も多いことでしょうが、札幌の大惨事に巻き込まれた方々・・・心配ですね。
2018年は大雨、地震に台風と日本各地で大変な災害に見舞われた一年でした。
でもこれは自然とは無縁、100%人災です。
スプレー缶廃棄時は開ける、開けない論争が勃発
おさらいをすると、札幌豊平区とあるマンションの一室から突如爆発が発生し、40名を超える方がその被害に晒されたというニュースです。
街中にはそぐわない、テロではないのかと疑うほどの光景です。
火柱があがり、道路を隔てて並ぶ飲食店はその爆風の衝撃で窓ガラスが粉々に砕け散りました。
原因はスプレー缶から漏れたガス。
ガスは可燃性ですからね、当然火が付きます。
でも通常こんな事には絶対になりません。
未使用のスプレー缶120本をナント密室で一気に開放した後、ガスが充満した環境下であろうことか湯沸かし器をスイッチON・・・そりゃあ爆発しますよね?!
ご家庭の規模ならば多くてせいぜい数本。
スプレーを出し切る方法も、自治体によって
- 缶に穴を開ける
- 噴射ボタンを押しつづける
など違いがあるようですが、
- 必ず屋外でガス抜きする
- ガス抜き時、周囲に火気がないかしっかり確認する
で何の問題もなく対処できるはずなのです(メーカーが市販している商品であればなおさら)。
これに輪をかけて腹に据えかねるのが、
不動産(アパマン)が、入居希望者へ提供する有償の消臭サービスであった
使用するそのスプレー(ヘヤシュ)が、実際には使われなかったケースが多数?!
責任者の会見では、このヘヤシュの原価は¥1,000程度との事。
対して抗菌消臭代として入居の諸費用として計上されているのが¥15,000。
これに顧客は、
「スプレーするだけで¥15,000かよ!」
という声が挙がっているとか。
個人的にこのスプレーが抗菌・消臭効果に優れていて、高い技術をベース専門業者向けに開発・提供されているものならば、まだその価値は認める点もあります。
問題は
“やる” といってお代を頂いて、”やったふり” だけしてた
という事・・・詐欺ですよね。
大手がこんな事してたら、誰を信じていいのかわからなくなっちゃいますよね。
真剣に片付けてる身としては、ガッカリです。
ともかく皆さん、スプレー缶だけでなく、ライターなどの類にもお気をつけください。
不注意で捨てられたこれらのモノがゴミ回収車の中で爆発して、車が炎上したり作業員の方がケガを負われたりする事故が過去にも発生しています。
年末年始になると、ごみの量は増加します。
そして町の収集スケジュールも変則的になったりするので、いつもよりも余裕を持って臨んでくださいね。