実家の不用品片付け、生前整理のススメ 高齢者・独居の方こそ知って
生前整理の名の下に始めた部屋の片付けプロジェクトは順調かつ快調に進んでおります。
1stセッションの寝室、2ndセッションの和室と順調に片付け作業による改善が進み、3rdセッションにあたる今回は、がっつりキッチン全体を一挙整理片付けを進めて大改革しようという事になりました。
※こちらのシリーズには残念ながら実物のビフォーアフター画像は掲載出来ない案件となりますのであしからず
前回までの片付け作業で、ダイニングの一角に絵を描き、飾れるスペースを確保しました。
ただモノが多く殺風景だった部屋の雰囲気から一転、明らかに和らいで過ごせる空間が誕生致しました。
これまでの改善によりKさんのお母さまが、
- 驚くほど深く、ぐっすり睡眠時間が摂れている
- 再び絵を描く意欲に満ちている
- 更に家の中の片付けを進め、友達の集える、以前よりもオシャレな空間にしたい
という身体と心の変化を強く実感されています(毎回訪問時には片付け作業前にタップリと熱弁してくださいます:笑)
片付けサポートを行う我々の側からすると、生活空間が改善されていくのに関しては感動を覚える事は少なくなってしまいましたが、やっぱり依頼者さんの表情に明るさ、行動に積極性などの変化が現れるのを目の当たりにすると、嬉しくなっちゃいます。
毎度毎度言っておりますが、遺品整理よりも、今(生前)をイキイキと元気に楽しんで暮らすための生活環境の見直し、片付けにこそ目を向けてもらいたいと思います。
だって非常に身近で見落としがちですけど、コレって非常に幸福度が高い生き方であると言えると思いませんか?
新型コロナと実家不用品片付け in 寝屋川市 暮らし方を考えるキッカケ
「私ね、ホントに良かったと思うんですよ…」
孝行娘のKさんは仰います。
新型コロナの問題が起こる前までは、毎年恒例で母を伴って温泉など国内旅行に出かけていらっしゃったそうです。
奮発して宿も良いところをおさえて、贅沢なプレゼントをしていたけれど、コロナを機会に考えさせられる事になりました。
不要不急の外出自粛などで、これまでのレジャーを控える事で、実家の母にはリフレッシュする時間がなくなってしまいました。
でも待てよ…。
「旅行を終えると、母はいつも実家の散かったあの部屋に戻ってたんだ・・・」
実は何年も前から部屋の片付けサポートを提案していたKさん、今回はその利点について強く推された結果実現したそうです。
初回こそ尻込みされていたお母さまの変化を見るにつけ、身近な、足元の環境を整える事の価値を噛みしめておられました。
キッチンの生前整理片付け 実際は二人三脚ではなく、三人四脚だったりして..
キッチンの片付けは細々したもので溢れているので、思いのほか片付けカロリーが高くなります。
6時間もの長丁場なので、お母さまは休み休み。
また色んなモノに触れるたび、想い出話に寄り道されたりする事もしばしば。
そこで上手に主導権を握り、修正・コントロールされるのはもっぱらKさんの役割(笑)。
通常、『コンサル片付け』は依頼者さんと当社のペアで進めていくのですが、今回の様に舞台が親御さんの実家となるシーンでは、3人で進める事の方が多いです。
大きな食器棚の中に、これでもかと詰められた食器たち…。
どう見てもお母さまお一人の生活に多すぎるボリューム。
いずれお友達を招くにしても、明らかに多いため、ここから気に入ったモノ、実用的なモノなど条件を絞りつつ、大幅に不用品として片付け、排出しました。
余裕が生まれ、皿やカップなどが美しく並べられる事で、棚の雰囲気がまるで違うものに。
食器棚の中の更に開いているスペースには、小さな絵を飾るなど、お母さまならではの素敵な空間演出に。
お次はカウンターの向こうの裏方スペース。
保存食、ラップ、アルミホイル等々…置き場所が決まっておらずあちこちにし散らかっています。
そして至る所にモノを置けるスペースを、作っては増やしを重ねて汚部屋状態に陥る典型パターン。
同じ物がアッチにもコッチにもある事で、導線はグチャグチャ、キッチンの見た目は散らかり放題になっておりました。
そもそもこんなに後付け収納は要らない、散らかるし、狭くなるし、不便なだけ!
それを実感して頂くべく、Kさんと相談(都度お母さまには確認)しながら大改革!
シンプルに、視界を遮る物が消えたことで、キッチン自体が明らかに明るく、広く生まれ変わりました。
それ以上にお母さまですよ(笑)。
「うわ~、コレ見てKちゃん、コレ見て!」
テンション上がりまくりです(笑)。
体感して頂くのが一番ですね。
そしてコロナに負けず、日々楽しく暮らしましょう!!