不用品ゴミの山を残し、失踪する心無き夜逃げ住人 恩を仇で返すのね
「急ぎでワンルームの片付けって出来ます?…いわゆるゴミ屋敷状態なんだけどさぁ…」
珍しく単刀直入ケース!
こんな感じでお問い合わせされました。
この日は別件で、汚部屋の不用品回収とハウスクリーニングにお邪魔しておりますので、直近対応可能スケジュールをチェックしつつ、詳細をもう少し伺っていきます。
この部屋のオーナーさん、本職はバーの経営をなさっていて、ご自身でもカウンターに立っておられるそうで・・・。
人材が集まりにくくなってきている飲食店、それも夜間営業、さらにコロナなどが大きな影を落とすこのご時世です。
待遇面でも良くしてあげようという配慮から、給与とは別にかつてご自身も生活してらっしゃったこの部屋を無償で貸してあげようという運びで、街中・駅近セキュリティ付きの優良物件に住まわせてあげる事になったそうです。
そんな中、突然出勤して来なくなっちゃったんです、それも無断で…。
1日2日じゃないので、おかしいな…とのぞいてみたら、部屋がすっかり変貌を遂げていたのです。
…というワケで堺市某所のゴミ屋敷物件に現地入り。
家賃0円 堺市の最高物件がゴミ屋敷で地獄 ペットボトルと汚れを除去せよ
オーナーさんはお仕事の為、立ち会えないので鍵を預かり、まずは室内をチェックすると、お風呂場が入浴不可の状況になっておりました。
ゴミがバスタイム満喫中でした、失礼。
バスタブにてんこ盛りにこれでもかと積み上げられたパンパンのゴミ袋達。
これってゴミ屋敷あるあるの一つ、もう名物となった風景です。
ここまでするなら、あとはゴミ捨て場に持っていくだけなのに、なぜ溜め込む?
恐らくこれが一般の方々がフツーに感じる疑問。
今となってはどの段階でこのお風呂が定員オーバーを迎えたのか知る由もありません。
続いてトイレ…。
モザイク入れざるを得ない状況でした、お食事されてた方はいらっしゃいませんよね、ね?
ということでアップ…してもモザイクしてたら一緒か….。
お風呂であの状態ですから、トイレなんてほんとアレですよ…。
ビジュアル的なものはわざわざ公開しなくともご想像通り!
臭い的なものも裏切りませんよ(苦)。
それではついに主戦場へ突入!
はい、
トイレから続く廊下を辿ると、ついにリビング。
ご覧の通り恐ろしい数のペットボトルがお出迎えしてくれます(いらんけどな)。
一人でよくこれだけの量を溜め込みました。
厄介なのはここでもゴミ屋敷あるあるが当てはまる事!
一つ一つのペットボトル、ほぼほぼ飲み干しておりません。
平均して4割くらい残して丁寧に栓をしています。
それだけならいいのですが、おまけにこの中にタバコの吸い殻を詰め込んで灰皿代わりにしてくれています。
これが厄介、中身が詰まって廃棄できないんですよ。
片付けられなくて困っている方、汚部屋・ゴミ屋敷状態に陥りやすい方も、これだけは覚えておくと良いと思います。
吸殻入りの飲みかけペットボトルを山にしたゴミ屋敷の片付けの代償は高くつく
マジで手間が尋常じゃないですからくれぐれもご注意くださいね。
コンビニ弁当のカス、飲み残しタップリのペットボトル、なぞのティッシュペーパーの山、タバコの吸殻、缶ビール…色んなニオイが混ざり合って、極端に不健康な悪臭になっています。
窓を解放し外気を取り入れつつ、これからこの地獄、天国へと誘ってやろうと思います!
イザ!
祈る気持ちで続編【2/2部】に進む
必死でごみ排出に取り組み続けようやく床が見えてきた後半戦。
さてどこまでキレイに復活できるのか?!