汚すぎるゴミ屋敷で退去出来ない鶴見区住人 不用品ゴミ片付けで活路
大阪市内鶴見区から、20代単身女性Nさんからの片付け依頼案件となります。
「急遽引越しをする必要が生じたのですが、部屋を片付けた上でそうじをしてほしい」
とご相談メールがありました。
このまんまじゃいけないと思いつつも、足の踏み場もない状態で、ほとんど家に帰っていないとの事。。
早速、電話にてコンタクトしてみると、ものすご~く恐縮されながら、ゴミ屋敷化の進んでしまったワンルームについてお話されました。
定番のコンビニ弁当やドリンクなどのゴミはあるものの、部屋自体には異臭など問題は少なく、衣類など整理がされないままの状態で放置されたモノの山、生活用品の山がメインとなりそうです。
あくまでも現状に映る景色をベースした話ですが・・・。
ワンルーム入居から日々の悪習慣の積み重ねが原因で陥ったゴミ屋敷生活。
かなり心に引っ掛かりつつも、誰に相談したらいいのか分からず、心配でずっと心を痛められていたNさん。
退去の日程が目前に差し迫っていた為、急遽対応させて頂く事となりました。
「不規則でハードなお仕事で、いい加減部屋の片付けをやらなきゃ、やらなきゃと思いつつ・・」
本当に心痛の種となっていたご様子。
それではと実際に拝見した上で、作業に取り掛かります。
入り口を跨ぐ玄関先から靴の上に靴、そのまた上に・・・という状態が、靴箱の上まで続いています。
そして玄関の郵便受けは、溢れ出した郵便物が床にぶちまけられており、これもいわゆるゴミ屋敷あるある。
そして画像でご覧の通り、玄関先とその奥の部屋を分かつ境界線はなく、不用品ゴミと衣類の山が続いています。
そしてまた一歩中へ入ると、床は埋め尽くされているものの、ひざ丈までは全然いかない程のレベルで収まってくれています。
状況確認を致します。
お部屋のお掃除に取り掛かる前に、まずこれらの整理を始めないといけません。
特に全て処分する訳ではない場合、キープすべきモノを見つけ、別途取り置く作業との同時進行となる為、気は抜けません。
Nさんは当日お仕事の為、立会い不可なので事前に頂いたメモを頼りにいざ『MAX片付け』スタート致します!!
不用品片付けだけで退去? ゴミ屋敷の水回り問題
お仕事で作業に立ち会えないNさん、見ず知らずの業者をこの鶴見区のワンルームに上げ、掃除片付けを依頼するからか、はたまたゴミ屋敷がどの程度マシになるのか等、色々考えがよぎるのでしょう。
「本当に大丈夫でしょうか・・・?」
「恥ずかしいのですが、本当に、本当に汚いです。 すみません・・」
電話口でのやりとりで、途中何度も確認されました。
「安心してお任せ下さい」
「・・・お願いします・・・」
というようなやり取りを繰り返し、こちらが思う以上に不安な気持ちを抱えておられたのがよ~く判りました。
期待以上の成果を感じていただけるように数人で取り掛かり、まずは作業スペースを確保いたします。
まず玄関から足場を確保する為、ひたすら分別、分別、袋詰め・・。
袋詰めにした荷物をどんどん戸外・階下へ運びつつ、かなりすっきり片付いてきました。
別働隊はお部屋の中の不用品ゴミの片付け回収を進めます。
やはり相当な量となり、今回の『MAX片付け』は2トン車満載となりました。
※写真はすでに積み下ろし開始後のものです。
不用品ゴミの片付けだけでは汚い部屋 特殊清掃でキレイに復活
そんな別働隊をよそに、本格的にお掃除を開始するぞ!!と意気込んだ矢先・・。
なんと電気が来ていないことが判明!
マジか…確認してたのに…(汗)。
Nさんに連絡を試みるものの多忙な為、電話もメールも返信がありません。。
意を決し、ここから日没までの時間内で、クリーニングに取りかかります。
なかなか思う様には進めさせてくれず、マイナーアクシデントが立ちはだかります。
不用品がなくなった室内。
詳細確認が済んでいない箇所である水回りを再度チェック。
ユニットバスの不衛生なトイレ、手入れのされていないバスタブ、ゴミが散乱する床。
次にキッチンコーナー、片付け前までは長期放置されたままの洗い物が積み上がり、異臭を放っていたシンク、そしてそれをはるかに超える荒んだ冷蔵庫内。
容器自体が腐敗していたりで、なかなか手ごわそう・・。
最後のクリーニング結果は、次の『特殊清掃』記事にて公開致します