やはり危惧していた事が..難聴放置で生活を続けてると?!
老化・加齢によって進行する難聴あるある、前回の記事で触れた『聞こえたフリコミュニケーション』。
何の重要性もない会話ならそれでもいいでしょう、でもそれが大切なスケジュールや約束もしくは契約に関する用件だったとしたらゾッとしませんか?
日常的なケースだと、既に伝えている件に関して、『聞いてない!』なんて言う問題。
年齢が年齢だと、認知症なのかどうか判別も出来かねますので、もしご家族にそんな方がいらっしゃれば、安易に誤魔化して良い問題ではない事を認識してもらいましょう。
再び難聴と片付けの問題が繋がった! 認知機能にも悪影響
年取ったから多少耳が遠くなるのはしゃーないわ・・
ここまでの流れで何か感じませんか?
僕はこれら身近な人々のケースに触れる事で、聞こえない問題をスルーしてるとホントにヤバイ状況に陥ると感じました。
音の情報が入らないとボケるんじゃないのだろうか?
調べてみると、ウェブ上で簡単にHITしましたのでみなさんもご覧ください。
難聴度合いが軽度で2倍、中度で3倍、重度で5倍認知症になりやすいという研究結果です!
NHK 健康CH
耳が遠いのなら骨を使えって?! 補聴器 vs. 骨伝導 広がる難聴改善の選択肢
もう補聴器だけが難聴改善法ではない 骨伝導イヤホンの可能性
骨伝導イヤホン
どの位の認知度があるのでしょうか?
中年以前の方々には割と馴染みのあるワードだと思いますが、老人性難聴問題を抱える層にはあまり響かないかも知れませんね。
この骨伝導イヤホンは、通常のイヤホンが耳を覆ったり、耳の穴に差し込んでという形で、”耳の持つ聴力”に働きかける機器である一方、骨伝導は文字通り”骨”を伝って音を届ける機器となります。
そのため、この耳を塞がないタイプのイヤホンを装着する事で、老人性難聴の改善にも一役買う事が出来るので、期待が大きく膨らみます(※症状により異なるため、全ての老人性難聴に効果があるとの保証は出来かねます)。
更に嬉しいのが、補聴器と比較してかなり安く、メンテナンス等の調整費もかからないという点です。
ナゼ、こんな事が言えるのかって?!
実は前回、片付け相談者のご家族のご相談を請け、
骨伝導イヤホンの調査、機器の選定、調達、接続・設定調整、使用マニュアルの作成
まで一貫して行ってみたんです。
そういうと大げさに感じますが、便利である反面、設置・設定が思った以上に複雑だったんです。
骨伝導イヤホンつけて終わり!なんて簡単にはいきません。
例えばイヤホンとスマホ等をブルートゥースでつなぐだけだったら、割とスムーズに接続&使用が可能です(但し年配の方には、これでもイラつく作業かも知れませんね)
自分一人で音楽を楽しむ事に利用する様な目的ならこれで十分です。
でもずっと難聴な状態で起こる問題を改善しようというのだから、起きてる間ずっと使い続けるイメージでしょ?
目的は日常生活シーン
- 共同生活者との会話(屋内)
- テレビ視聴(屋内)
- スマホ(屋内外)
こんな感じが予想されます。
重複しますが、これを叶えるためにはイヤホン単体ではムリ。
- 受信機(テレビの音、会話)x2
- 送信機(2台の受信機信号を別の送信機に向けて発信)
- 送信機(送信機からの信号をイヤホンに向けて発信)
- 骨伝導イヤホン
が必要となります。
これらの接続、初期・連携設定した上で初めて実用出来るという事となります。
また一日の終わりにこれら機器の充電が必要ですので、翌日再びご自身(あるいはご家族の誰か)がスムーズに接続出来る様な、分かりやすいマニュアルも不可欠となります。
しかしながらそのような物は現時点では存在しないため、今回のご相談者さま向けに、個別対応させて頂いたという事です。
これら全てを含めても、費用的には補聴器初期購入費の8.4%~36%(スタンダードタイプ~プレミアムタイプ)以下に抑えられました。
購入する機器にもよりますが、信頼出来る品と接続、連携設定およびマニュアル提供を含め\80,000程度で収まる上、その後の調整費などもかからないため大変お喜び頂きました。
骨伝導イヤホン・送受信機は、様々な機器が発売されておりますが、品質・相互接続性が共に安定した機器がオススメですので、やはり低価格だけで選んでしまうと品質や安定性・ノイズ問題も含めて、後々”安物買いの銭失い”となるのでご注意ください。
難聴者専用チャンネルでテレビ音量問題が改善
上記にも挙げましたが、テレビ(ユーチューブやアマプラ等)の視聴にも活用が出来る点が、難聴者ご本人にとって快適、ご家族の様な共同生活者にとってはあの爆音から逃れられます。
そう、それぞれが心地良いボリュームで聞ける事、こんな当たり前の環境が戻ってくるのです。
僕は標準的聴力者であるため、難聴問題改善の実感については分かりかねます。
しかしながら通常のイヤホンと比較しても驚くほど上質な音、かつウォーキングやランニング等の運動時の装着負担もほとんど感じられず、「欲しい」と思わせる品質です。
で、補聴器いらずだったら・・とても賢い選択ではないでしょうか?
装着に不快感を伴わない事で、難聴者の方が気軽に気持ちよく使える骨伝導イヤホンは、大音量に悩まされるその周囲の方々にも大きな救いになります。
日常生活で垂れ流される騒音は、うるさいという単純な不快感だけではなく、頭痛など体調不良を引き起こすに十分な材料となり得るからです。
難聴問題をお抱えの方、同居者の方、補聴器購入を検討中の方は、まずは本記事(前回記事も含む)をよ~くご覧ください。
そしてもし当社のサービスにご興味を持たれたら、大阪とその周辺エリアと限られますが、お気軽にお問合せ下さいませ。
実家の片付けを意識し始めるべきタイミング 加齢による様々な機能低下
高齢の親御さんが住む実家と離れて生活をされる息子・娘さん。
実家へ帰省出来るのは盆・正月と少ない分、着実に視力・聴力の衰えが進んでいる事を実感させられたりすることでしょう。
それでも親御さんだけでの生活に何一つ不自由がなければ良いのですが、常に少し先を見据えて置く事が重要です。
- 家の中のモノは整然と並べられ、使いやすい状態が保たれているか
- 廊下や階段など家の生活導線に障害物がないか
- 必要以上、いえどう考えても過剰なほどモノが備蓄されていないか
- 押し入れや倉庫などに長年使用せず、今後もその予定のない不用品で詰められていないか
- ご近所さんや知り合い(または介護ヘルパー)等、頻繁に会う人はいるか
尚、上記は汚部屋やゴミ屋敷の状態を想定した内容ではございません。
骨折など急なケガをするリスクが高い環境を改善し、老後を今よりずっと楽しんで生活出来る様に、そして万が一の事故などにも迅速に対応出来るベースを整備するが何よりの安心となります。
生前整理と遺品整理は似て非なるモノ、特に以下は両極端な事例ですが、今後のためにもぜひ知っておいて頂きたい内容です。