片付け業者への依頼を躊躇し3年 大阪市中央区のゴミ屋敷在住女性
「本当に手の付けようのないほどのゴミ屋敷で、散らかしてしまってるんですが・・・」
恐る恐るコチラの様子を伺うような、第一声。
電話をかけるかどうか、迷って迷ってようやくご相談に至ったようです。
そのお部屋は・・・、以下見て頂いた通りの状況・・・。
玄関からこの様な感じですので、ドアを開ける前に靴を脱いで上がるという流れ。
辛うじてベッドのヘッドボード部分が視認できる程度で、平均すると膝丈クラスのモノ&ゴミとなっております。
床はすでにゴミとモノで溢れてしまった・・状況は悪化の一途
視点をベッド側からに変えてみました。
やはり部屋の隅々に至るまで、衣類やコンビニの空容器で埋まっています。
「ずっとこんなゴミ屋敷生活ではダメだと思いつつ、もう歯止めも効かなくなってしまった」
という彼女。
一見ごく普通の若い女性。
一日一日のボリュームは決して大した量ではなかったと思います。
問題はそれを少しずつ少しずつ先延ばしにしてきた結果、とんでもない量へと積み上がってしまった事。
唯一の光は、何故かウソの様にほとんど空きスペースの押し入れ。
ココを足掛かりにして進めて行きます。
帰りたくない部屋、住みたくない部屋・・もうひと部屋借りてしまった・・
自分が生み出した状況に、自身が追いつめられる。
誰かに助けを求めたいけど、恥ずかしい。。。
結果、彼女は別の場所にもう一つの部屋を借りる事に。
この部屋はこのまま退去も出来ず、およそ1年の間、空家賃を支払い続けました。
なんと勿体ない・・・。
その費用があるなら、何回ココをキレイに出来たかと考える人は多いかも知れません。
でもそれは部外者からの視点であって、当事者はそれほど悩んでいたという事実。
この依頼はまだ汚部屋がこんなにも市民権(?!)を得る前の話で、僕自身も本当に衝撃を受けた案件でした。
オシャレなインテリア満載で、まるでお店の様にスッキリ片付け!!という記事を公開しているところは多いので、そういう手法に関してはよそ様に任そう。
反面、ゴミ屋敷の片付けや、汚部屋の不用品処分を謳っているのに、状況が良く分からないところが多すぎるので、ココでは出来る限り、同じ悩みで立ち止まっている人に向けて、
”片付けられるから大丈夫だよ!!”
という事例をメッセージと共にみなさんに発信し続けていこうというのが、今も続いているウチのスタイルとなっています。
ただ大前提としてこれらの記事は、ご相談者の共感とご支援&ご協力ナシでは公開には至れません。
幸いな事に多くの方が、そういうコトなら・・とOKしてくださいます、感謝!!
先延ばしも限界点に、ついにゴミ屋敷片付け業者へSOS
さんざん迷ったあげく連絡に至った一つの要因は ”経済的負担” です。
単純にひと月の家賃が6~7万だったら、年間の出費は70~85万円くらいまで膨らんじゃう訳ですから、オタク的趣味を持つ方、ブランド品が好きな方、十分欲しいモノを買える資金になり得ます。
予め聞いておいた ”必要なモノ” を隔離する傍ら、複数のスタッフで部屋全体に広がっていたゴミ・不用品を『MAX片付け』でまとめていきます。
壁際に沿わせて、キレイに積み上げていったら、相当なボリュームになりました。
住み始めた頃のキレイ空間に安堵・・ゴミ屋敷生活には戻らない!!
まとめたゴミの山を排出し、仕上げの『特殊清掃(ハウスクリーニング)』を施せば、入居時(僕が見た訳じゃないけど)の景色が広がります。
ジャ~ン!
取り置きすべきアイテムリストは、キッチリと聖域であるクローゼット内に整頓完了!!
部屋全体に立ち込めていた嫌な悪臭はどこへやら。
クリーニングも施しているので、ほんのりいい香りすらします。
ジャジャ~ン!!
ニオイに加え、ビジュアル的にも大変だったトイレ。
タイル目地の素材が変色してしまった所は仕方ありませんが、汚れは全て除去。
胸張って退去手続きなさって下さい。
そしてもし今後、
あっ散らかりそう・・・。
という時は、初期の段階でご相談ください。
費用も時間もグググッと節約出来る上、手軽に気持ちいい空間が保たれます。
本記事は過去に一度公開したケースから、印象的で学びになったものをレビュー形式で再び紹介する回となりました。
ゴミ屋敷とは行かない 汚部屋級看護師さんの片付け案件
今回は片付け始めるまでの悩み抜いた期間が長く、溜め込んだゴミや不用品の量も尋常ではなかったケースですが、自身で考えているよりも案外スイスイ短期間で解決が可能なケースだってあるのです。
汚部屋の片付けを任せ、出勤して、キレイになった部屋に帰ってくる感じ❤
これは精神的にも上がるおすすめパターンの一つ!