何度も言います!! 掃除、片付けは秋に限る
過去にも同じようなコト言っています。
でもこの考えは変わりません。
ゴミ屋敷や汚部屋で生活されている方だけに限ったことではありません。
少し散らかった環境が気になっていた・・・というレベルの方にも、この季節は片付けに向いているのです。
ちなみにその他の季節でのケースを追ってみると・・・?
【春】
転勤、転校、入学、入社などの時期と重なる春。
何かと新しい事を始めるスタートラインとなります。
その為、3月、4月にはアパート、マンション等々、借りている部屋を出る為の ”片付け” 相談が集中します。
またそういうご相談は、皆さんあまり余裕がありません。
極端なケースでは、
「明日お願いしたいんですが・・・」
「急きょ今から来てもらえますか?」
駆け付けたい気持ちは山々ですが、こういう場合、ほぼほぼ先約さまがいらっしゃる為、お断りさせて頂く事が多いです。
それでもどうしてもという訳で、ひと仕事終えて、夜間からスタートという案件もございました。
【夏】
青い空、トレードマークの白い入道雲、広い海・・・モノに囲まれた手狭な一室。
「急にエアコンが故障したんですが、修理業者も呼べない状況なので・・・」
「ゴ・ゴキブリが出ましたっ!! 部屋と一緒に片づけて欲しいんですけど・・・」
こうなってしまうと大変です。
滝の様に流れる汗、飲食系のゴミの腐敗臭が立ち込め、害虫がカサカサと動き回る・・。
こんな状況を収めてから、ようやく整理が始められるという感じが常です。
【冬】
一つ飛ばしましたけど、このシーズンは大晦日付近の日本人特有の ”片付けなくちゃ” モードの時期を外しさえすれば、スケジュール的には問題は少のうございます。
そして暑いより寒い方が思考はクリアーになります。
モノも腐りにくいから臭くない。
でもやっぱり寒いんですね。
野生の動物が冬眠するくらいですから、生命活動の機能が低下してもおかしくはない・・。
空調が部屋全体に効いている場合は良いですが、相談者さまがその気になるかどうかが鍵を握っています。
【秋】
そこへ行くと秋はイイッ!!
まず涼しい事は、力仕事を伴う作業を進める上で非常にありがたい上、効率が上がります。
夏場なら多い時は4リットルくらい水分摂る事もありますが、動いてちょうどいい感じの気候。
熱中症とも無縁です。
人間の活動効率が最も良いのは25℃となっております。
そこから考えると、10月以降少しづつ寒さを増すこの気候は、理想気温を下回る事になりますが、あくまでも
+片付け運動による体温上昇分
を考慮すると、という話です。
少し物悲しくはありますが、思考はその分クールで穏やかに、長時間取り組み続けられる環境が整っています。
過ぎ去った夏の清算、来るべき冬への備え、として部屋を見直すこれ以上ないタイミングであると、常日頃から提唱しております。
反面季節の変わり目によるホルモンバランスの崩れから ”秋うつ” と呼ばれる症状にも注意が必要です。
そんな為にも、生活の中心となる部屋を住みやすい状態でキープするというのは、良い効果をもたらしそうですね。
部屋を快適に保つことで引け目や憂いの元を断ち、紅葉、食欲、芸術、レジャー、スポーツに読書・・・と楽しみ満載のこの季節をご満喫ください。