登美ヶ丘の実家片付けが進まない 汚部屋化要因は義父の不用品押しつけ
片付け虎の穴記事で3作目に突入致しました奈良市登美ヶ丘のCさんご実家の特集。
生活スペースも十分なお宅がモノ屋敷として汚部屋化して抜け出せなくなっている原因は、一つじゃない。
これまでの記事でもお伝えしてきましたが(本記事から読み始めた方は、文末に前記事をまとめておりますのでチェックしてください)、改めて整理してみましょう!
- Cさん自身が片付け下手(自認済)
- 超クセの強い片付けマニアである亡き義母のスパルタ教育
- 義母からの強烈な片付けプレッシャーと憧れで、不向きな収納・片付け法を採用し拗らせる
- 片付けに非協力的な夫とさらに散らかす娘
- 自宅をキレイに保つため、都度押し付けられる義父の不用品と物言えぬ夫
正直1だけでも十分コンサル片付けを行う必要がありますが、これだけ整理阻害要因が合わされば、いつまで経っても部屋の片付け目途がつく事など敵わないかも知れないですね。
とくに頭痛の種は次々と運び込まれてくる不用品の数々。
隣の離れに住まう義父さまの自宅は、ミニマリストもびっくりのムダなモノが無いスッキリ空間が広がっております。
それもそのはず、必要最低限の生活必需品を除く、すべてのモノはこの母屋行きにするからなのです。
そして送られてきたそれらのモノは、壊れて完全に使えなくなるまで絶対捨ててはいけないという超身勝手ルール。
モノへの執着は人一倍だけれど、身の回りはスッキリさせないと気が済まない、その為に身内にしわ寄せがいこうとも気にも留めない。
自分はいいけどやられた方はたまらない、これではストレスだって溜まっちゃいますよね。
さすがのCさんもこれには閉口、旦那さんにも何とかしてくれと伝えるも決まって「しゃーない、置いてやって…」のセリフ。
旦那さんは子供の頃、義父さんにとても厳しく躾られたトラウマで、ほぼ言いなり状態なのだそう。
そんな四面楚歌、孤軍奮闘を抜け出すための片付け虎の穴だったのですね。
片付け虎の穴を進めて ソファやマッサージチェア等の大型不用品も決別
何とか今年中に実家片付けに対し一定の目途を付けたい!
その強い思いで始められた片付け虎の穴、それこそ初回は玄関を抜け、廊下からお部屋に入るまで足元にモノが立ちふさがる、まさに汚部屋状態でした。
モノが多すぎてどう整理したらいいのか?
Cさんご自身がこの汚部屋をどうしたいのかさえボンヤリとしてしまう状況だったのですが、廊下が片付き、キッチンが使いやすく整理が進み、リビングに余剰空間が確保され…と片付けの回が進んでいくに従って、アイデアが明確になってくる事を自覚されました。
散らかる、片付けられないというお悩みに、都度アプローチ方法をご提案しつつ一緒に片付けていく事で部屋の景色が変わっていく、実際に日々の暮らしが改善していく事を実感していく…。
もちろん全ての提案が受け入れられたり、計画したシナリオ通り進むワケではありません。
むしろCさんご自身の迷いや執着で先送り(あるいは見送り)案件になって、想定ほど進まない回だってあります。
どんな相談者のお宅にも、整理片付けを邪魔しているトラウマやコンプレックスの象徴的存在があります。
それがCさん宅では破れたソファと古くなったマッサージチェアでした。
年末ギリギリ滑り込みセーフでずっとつっかえていたこれら大型不用品とお別れした事で一定のスッキリが手に入れる事に成功されました。
そして初回の片付けからここまでの道のりを振り返り、ご満足いただけました。
もちろん細部はまだまだなさりたいご希望がおありのようで、もしかしたら来年の春ごろまた相談に乗って頂くかも…という事でした。