じーばーイーツを見た所感 大阪での実家片付け・生前整理作業を通した類似点
いきなりですがタイトルにある「じーばーイーツ」についてご存知でしょうか?
この記事を読んで、ウチで日々提供している生前整理を含むご実家の片付けサービスと思わず”似てる!”と共感してしまいました。
もう知らない人は居ないであろう外食の出前サービスUberイーツ、ここ大阪でもコロナ禍で急発展を遂げ、宅配バッグを掲げた自転車やバイクが駆け抜ける姿が一般化しましたね。
これをモジったじーばーイーツ、おじいさん?おばあさん?
そう、愛知県豊田市での取り組みですが、高齢者向けに宅配弁当を届けた上で、そのスタッフが一緒にお食事するというユニークな有料福祉サービスです。
ご家族と同居されている方の中には、「えっ?!お金払って一緒にご飯食べてもらうの?」と驚かれるかも知れません。
でも考えてみてください、食事は一人より誰かと食べた方がより美味しい、楽しいと感じませんか?
コロナ禍で家の中に引き込もり、テレビを相手に気が付けば誰ともひと言も会話しない一日。
そんな日が続けば気持ちも滅入っちゃいますよね?
生前整理・部屋の片付けにも大事 誰かとの会話、時間と空間の共有
正に高齢化が進む今の日本社会に足らないものに光を当てた温かみのある発想から生まれたサービスですが、もしかすると他のサービスでも既に無意識に行われているコトだったりするのかも知れません。
共感させられたのは正しくこの点で、当社ではコンサル片付けや片付けの虎などといった形で、高齢者の方がお住まいのお宅に伺い、1日約6時間という時を一緒に室内の片付けを行うサービスを提供しています。
作業中は終始無言で…んな訳ありません(笑)。
いいえ、むしろいっぱい会話します。
相談者さんにとって何が大切なモノなのかを見極め、後悔のないように、その方に合った片付け方を提案し進めていく上で、この会話が非常に大切なんですね。
もちろん脱線する事だってありますし、時には相談者さんが会話の方に傾き過ぎるケースも…。
会話には自身の考えをより明確に、気持ちを整える効果があると思いませんか?
言葉にする事でそれまで見えづらかった事が姿を現し、自ずと頭が心がスッキリしていく。
じーばーイーツでは他者とのつながりで孤独を解消する事がテーマとなっていますが、人との交流はそこだけじゃない。
心と部屋は別々に見えて、繋がっているんです。
親御さんの実家、そこでの生活環境について心配だけれど、遠方なので頻繁に見に行ってあげられない、部屋を片付けてあげられない…そういうご相談が少なくありません。
高齢になる親と一緒に暮らしていない、自分自身も仕事を抱えていて実家の片付けをしてあげる時間的余裕がない…これはまさしく今の社会が抱える問題です。
視力や体力が低下し、思うように動けなくなる前に、部屋を家を、その住環境を生活しやすく整えてあげる。
コレってめちゃくちゃ大事なんです。
ゆっくり散らかっていった部屋にはなかなか自覚が湧かないものです。
気付けば思わぬ障害が室内の至るところにあって、生きにくい環境になっていたりする事は決して珍しくありません。
部屋が散らかり、汚部屋・ゴミ屋敷状態の暮らしに堕ちると、人間のしての機能だって低下します。
身体機能もそうですが、問題は気力の方がもっと大きい!
ご実家へ帰省された時は、是非一度部屋を、親御さんの生活環境をじっくりと観察してみてください。
家の中を、部屋を整えてあげる事が、そこで日々生活を送る人の心をどれだけ元気にする効果があるか?
よろしければその一例を是非ご覧ください。
今回じーばーイーツの記事を知り、僕が片付けで大切している事と非常に重なった事、所感をまとめてみました。
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大阪市鶴見区 特殊清掃作業より
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大阪の汚部屋片付け作業より