人工知能(AI)が部屋を片付ける未来が来るかという素朴な疑問
今回は、AIを使って片付けられない問題がどう変わるのかについて考えてみました。
いずれこのトピックは取り上げないとなぁって考えてたんですよね。
ここ最近、やたらとChatGPTという単語がWEB上を騒がせてますが皆さんはご存知でしょうか?
人工知能が様々な問題を人間が行う何倍もの効率で答えを出してくれる当たり前の世の中が、もうすぐそこに来るのかも知れません。
でも今はルンバが人間の代わりに床を掃除機かけてくれるのがせいぜいの現状。
だって汚部屋やゴミ屋敷といった住環境下では、そもそも掃除機自体がかけられない。
それを分かってかどうか、片付け相談案件で伺う中のいくつかは、掃除機自体がないお宅があるというのが事実なんですから…。
近年はAI(人工知能)の技術が飛躍的に進歩しています。
1997年5月11日、もう既にかなり以前の出来事になりますが、チェス世界チャンピオンが9日間の激闘の末、対戦相手のAIに敗北してしまうという事件(引用:ウィキペディア)が起こりました。
瞬時に2億通りの手を考えられるってだけでもうフェアじゃないのに、人と違ってプレッシャーとか全然感じないですからね(笑)。
この衝撃はたちまち世界中に駆け巡り、AIは複雑な問題を解決するのに役立つと考えられるようになりましたが、現時点では”ルールの決められた世界”の話に限定されると僕は思っています。
使う、使わんなら分かるけど、君が要る、要らんは知らんがな by AI
じゃあ実際のところAIを使って片付けられない問題を解決出来るのかという話に戻しましょう。
片付けられない問題のAI活用に関する様々な要因について考えてみましょうか。
未来については分かりませんが、今の段階においてAIは人間が持つ複雑な思考プロセスを再現することができません。
そこに明確なルールが存在するレジ処理、単純入力、一部官公庁のお決まりの単純手続き等の業務は、とてもAI向きだと考えられます。
一方、人間が持つ複雑な思考プロセスを再現することが出来ない事から、要る・要らないという人の抱える感情や執着を含んだ複雑な問題を解決するのにはまだまだ遠い道のりではないでしょうか?
個性・環境・トラウマ・経験等、個別に抱える問題を解決出来る頃には、AIにとって人間はもう地球に要らない存在として認識されてるなんて未来が来るかも、かも。
片付けられない人とAIの活用法 伸びしろしかないやん
実際片付けで助かるのは力仕事。
僕の相談者さんに限って言えば女性が9割以上ですし、高齢化社会では体力面での片付けサポートはかなり有望ですよね。
じゃあこれをAIに任せるかってなると、アンドロイドですかね?
ソフトバンクで普及したペッパーですら、当時の本体価格が約20万円。
そこに月々の契約手数料等を含んで税別100万円相当。
これが高いか安いかはそれぞれの判断となりますが、彼(彼女?)が出来る事はをAIを使った会話。
これって今、アレクサがやってくれてる事じゃん!
いわゆる音声認識スピーカーの便利さなら、この僕だって身に染みて分かっているつもりです。
ネット環境やが既にアマプラを使っているお宅だったら、余計な月額使用料はかからず、本体料金もモデル別で数千円から1万円程度のコストで始めらられる事を考えると、「ペッパー高っ!」と感じてしまいます。
実際片付け相談者さん宅の音声認識スピーカー普及率は、どんどん高まってきてると実感してます。
1台あると、音楽やラジオを聞き流したり、タイマーやアラームでのお知らせ、語学のエクササイズ、家電の操作、情報検索、簡単な会話程度ならこれで十分事足り、日常生活が楽チンに便利になりますから。
個人的にはコンパクトでスピーカー性能の良いものがオススメです。
でも力仕事となると、もうそれはアンドロイド一択。
ペッパー超えが標準の働き者でなくっちゃ。
予想ですけど、余裕で自動車以上のコストかかりますよね?
ロボ家政婦さんが常駐するという事ですから、問題の大きさから片付けよりも介護面優先で開発が進むと思いませんか?
…というと介護士さんに当たるのかな?
完全妄想の世界ですが、初期の片付けアンドロイドモデルは本体価格で車1台分、月々の保守および使用料が数万円設定だと、残念ながらこりゃ完全に富裕層向け商品と位置づけられますね。
でも、お先真っ暗ではありません、片付けられない問題に対する伸びしろ、あるはず!
片付けられない問題を解決策としての、AIを活用法については新しいアプローチを模索する必要がありでしょう。
ディープラーニングって聞かれた事ありますか?
車の自動運転に活用されているアレです。
AIを使ったディープラーニング(深層学習)という技術。
文字通りディープラーニングではより複雑な問題を解決する為にAI自体が学びを深めてくれるので、この先の未来において出来る事が拡がる事は確実!
現段階でのAI片付け活用法考えると、ちょっと散らかったくらいのお宅限定にねりますが、ちょっとした整理や散らかり防止のヒントについて聞いてみる範囲内であれば対応可能でしょう。
でもアレクサ使って、買い物ポチポチばっか増えたら本末転倒なので、そこもご注意あれ。
ただゴミ屋敷、汚部屋のレベルは、今じゃないかなぁ…。
ガンバレAI、僕も頑張るわ。